サルゴリラ「キングオブコント2023」優勝会見、コントは一生やっていく

本日10月21日にTBS系で生放送された「キングオブコント2023」決勝でサルゴリラが優勝。生放送終了後に東京・TBSで優勝記者会見が行われた。

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赤羽と児玉からなるサルゴリラは2016年にコンビ結成。キングオブコントにはトリオのジューシーズ時代（2006年～2015年）に大会初回から出場しており、今年が初の決勝進出だった。サルゴリラは1stステージのコント「ルール」で482点を獲得し、暫定1位でファイナルステージへ進出。ファイナルステージでカゲヤマ、ニッポンの社長と対戦するとコント「青春」で482点を獲得し、合計964点で第16代王者の座と賞金1000万円を獲得した。

サルゴリラ コメント

──優勝おめでとうございます！ 率直な心境は？

児玉：めちゃくちゃ大変でしたけど、とにかく楽しかったです。1年かけてやってきて、自分たちの好きなコントで優勝できて、こんなにいい流れはないです。これからもコントはやっていきたいです。ぜひ見てください。

赤羽：ぜひ劇場に足を運んでいただいて、面白い芸人さんはいっぱいいるのでコントを見てほしいです。

──周囲の芸人さんに愛されている印象です。決勝前に声をかけられたエピソードは？

児玉：ファイナリストになってからは、劇場に行くたびにみんながおめでとうと祝福してくれるので力になりました。

赤羽：ファイナリストの中でもベテランのほうなので後輩が喜んでくれたり、また普段お話もできない先輩の中川家の礼二さんに喫煙所で「明日、決勝がんばってな」と昨日言っていただきました。

児玉：（決勝進出について）「本当によかったなー」という声が多くて、どれだけ心配されていたのかと。

──「サルゴリラ」の名付け親のピース又吉さんなどキングオブコントの決勝経験者が近くにいると思うのですがアドバイスは受けましたか？

児玉：「決勝はその日にならないと流れがわからない」というのは聞いてたので、こうしようというのは考えないようにしました。

赤羽：本番前にルミネtheよしもとでワンステやってきて、そこにGAGもいて、SJから「ありネタを2本やるだけ」と言われてだいぶ気が楽になりました。

児玉：又吉さんには「自分たちのコントを見てもらえるって思えば楽やろ」と言われました。

──同居していた又吉さんやパンサー向井さんに感謝の言葉はありますか？

児玉：やっとおごれます（笑）。後輩の向井におごってもらっていたので。一緒に住んでいたときも家賃を倍、払ってもらってて。あいつが10万で僕が5万なので、そのときは「5万円」と呼ばれていたので、やっと先輩らしくできます。

赤羽：向井はラジオをいっぱいやっていて、いろんな番組に呼んでもらえます。

──お二人はメトロンズのメンバーでもあります。同じメトロンズのしずるとライスについては？

赤羽：これで3組中2組（サルゴリラとライス）がキングになりました。

児玉：僕らだけファイナリストになっていなかったので、僕らがなればもっと広まると思っていました。けっこう力入れています。次の目標として、メトロンズをもっと知ってほしいです。

──事前インタビューで、「ダウンタウンさんに自分たちのコントを見てもらうのが楽しみ」とおっしゃってました。実際にコントを見てもらった感想や、お二人とのやりとりは？

児玉：（優勝後はバタバタして）ダウンタウンさんとお話はできなかったですけど、2本目のあとのCM中に浜田さんから「獲ったんちゃうか？」と言っていたけてうれしかったです。

赤羽：ネタ中、松本さんを見ることはできなかったです。

児玉：あとでどれくらい笑っていただけたのかをじっくり見たいです。ネタ中は放心状態でした。

──今後出たい番組は？

児玉：「アド街」出たいです。

赤羽：僕らは2人とも高円寺出身なので詳しいです。

児玉：「孤独のグルメ」にも。

赤羽：（キングオブコント直後の「ニュースキャスター」生放送で）三谷幸喜さんとお会いできたので、夢は大きく三谷映画に。

児玉：演技とかもやっていきたいので。

──優勝賞金1000万円の使い道は？

児玉：2歳の子供に子供部屋がないので、子供部屋付きの家に引っ越します。

赤羽：僕は44歳で実家暮らしなので、すぐにでも家を出たいと思います。

──ネタ選びのポイントや作戦は？

児玉：自分たちの好きなネタをやろうということが一番大きいです。ネタ順は先輩やまわりの芸人からの意見を取り入れました。

赤羽：まず1stステージを突破しないと2本できない。

児玉：ただ、カゲヤマがトップの出番と知っていたので「荒れるな」「俺らのネタでは弱いか」と思っていたんですけど、いい流れになってよかったです。幕のうしろで「楽しくやろう」という話はしていました。

──賞金をパーッと使ったりはしませんか？

児玉：そっか、パーッと使えますね！ 1000万ですもんね！ 500万、入るんですもんね。現実味がまだなくて。信じられません。

赤羽：僕はスニーカー好きなので、いっぱい買います。歴代王者が劇場の食えてない芸人に食わせたりしているので、僕らも恩返ししたいです。

──今、一番優勝を報告したい人は？

児玉：一番にパッと思いつくのは家族。子供はまだなんのこっちゃわかってないと思うので、（今日のことを）動画に収めて将来楽しみたいです。

赤羽：実家の父ちゃんと母ちゃんです。

──お二人にとってコントとは？

児玉：漫才ができないし、コントしかない。コントをやってるときが一番楽しいです。たぶん一生やっていくものだと思います。

──それぞれ（2本目のコントにかけて）好きな魚は？

児玉：マジで言うとハマチです。絶対に回転寿司はハマチに始まりハマチに終わる。

赤羽：僕はマグロです。大トロ。

児玉：おいしいよね～。