見取り図盛山「夜中のテンション届けたい」ニューヨーク屋敷「収録後、帰りの車で熱くなってきた」

かまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨークの4組が出演する新番組「ジョンソン」（TBS系）が10月23日（月）に初回2時間スペシャルでスタートする。初回を前にコンビの垣根を越えた4組のシャッフルインタビューが行われた。この記事では、ツッコミ芸人同士として組まれた見取り図・盛山とニューヨーク屋敷、2人の話を届ける。

見取り図・盛山、ニューヨーク屋敷 コメント

──最初「ジョンソン」のオファーを受けたとき、どう思いました？

屋敷：「ジョンソン」っていう名前はまだ仮みたいな感じじゃなかったですか？ さすがに変わるやろなと思いましたけどね。

盛山：マネージャーからのメールもずっと「仮」なんで、どうせ絶対変わるわって思いました。

屋敷：誰にもマジで言わなかった。自分が「ジョンソン」に選ばれたことよりも、とんでもない秘密を知ってしまったみたいな。

盛山：なんか宇宙人おるみたいな。

屋敷：見取り図さんとしょっちゅうお会いするのに「ジョンソン」の話だけはしなかったですもんね。

盛山：アイコンタクトだけ、みたいな。「リンカーン」の後継番組って聞いたときは率直にマジでゾッとしました。時代も違うし、コンプラの違いもあるじゃないですか。

屋敷：3年目ぐらいのときに選ばれたら、ただただキラキラしてよっしゃ！みたいな感じだけど、やっぱビビっちゃいましたね。

盛山：芸歴10年超えてるんで、その状況を冷静に見ましたね。とは言いつつも、酔っ払ったりしたときは心でデッカいガッツポーズは出ていて。「冷静に考えたらすごいよな」と。

屋敷：うれしい気持ちをネガティブな気持ちで抑えてました。

──レギュラーの4組については？

屋敷：僕らはモグライダーさんとは昔からライブとかでご一緒させてもらって。見取り図さんとも一緒になるようになって、かまいたちさんも東京に来てから番組にめっちゃ呼んでいただけようになって、関係性が薄い人はいないです。お世話になってる先輩ばっかり。

盛山：僕らは大阪時代からずっとかまいたちさんの直属の後輩として、その“成り上がり道”を見てきて、お世話にもなって。ここ数年仲良くなったニューヨークとはユニットライブとかもしてるし。モグライダーさんとしっかりしゃべるようなったのは「ラヴィット！」から。芝さんと喫煙所で過ごしてる時間のほうが、まだ「ジョンソン」より長いです。かまいたちさんが一番上で、世代も変わったなと思いました。

──初めて収録した感想は？

盛山：正直めちゃめちゃ楽しかった。

屋敷：俺もです。びっくりしました。もっとギスギスしたり、変な感じになる想像をしていたんですけど。

盛山：ピリつきなんて一切なく、これだけ芸人が集まるといい意味で劇場でやっている感じ。芸人はこういう場になると楽しめるんやと思いました。

屋敷：芸歴がみんな15年超えたりしてるんで、「相方があんまり今日しゃべれてないから焦る」みたいなこともないじゃないですか。もう何も気にしていないというか。リラックスできて楽しかったです。

盛山：みんなでちょっと地方にロケに行って夜に帰ってきたんですけど、「もうちょっとこの時間が続いてほしいな」と（笑）。普通に楽しかったから。

屋敷：うん、楽しかった。

盛山：これから新番組で“数字”とか評判、人気とかでまたちょっと変わってくるのかなとは思いつつ、最初の収録の楽しさを維持したいなと思います。4組でこの番組を盛り上げよう！みたいな感じです。

屋敷：これでオンエアが評判悪かったら全然楽しくない可能性はあります（笑）。

──「ジョンソン」で今後やりたい企画は？

盛山：僕は「リンカーン」のときの「巨大お好み焼き作ろう」とか、8人で一緒に目標に向かうようなことをやりたい。あと、ずっとやってみたいのが“密室系”。密室で何かのチャレンジにクリアしないと出れないようなやつ。

屋敷：すごいな。それ、やりたがる人いるんスか？

盛山：あれは人間模様、見えるやん。長時間やっていたら本性の部分が出てくる。修学旅行って夜中のテンション最高やん？ 俺、夜中のテンション大好きなんですよ。そのゾーンに8人で入りたい。それをゴールデンで届けてみたい。麻雀でも夜中、だんだんくだらないこと言い合ってみんな笑う、みたいなあのゾーンに入りたい。

屋敷：追い込まれたら、そうなるかもしれないですね。俺は炎上するかもみたいなのを気にしない企画ができたらいいな。「リンカーン」の「フレンドリーダウンタウン」とか、有吉さんがめっちゃボロカス言ってた「説教先生」みたいな企画。全員が今回はタガ外していいよ、みたいなパッケージの企画がやれたらエエかなと思います。

盛山：車に全員1台ずつ乗ってぶつけ合いたい。「リアルボンバーマン」とかもやりたいです。

屋敷：収録が終わった1回目の企画は金のかかり方がすごすぎて、帰りの車でちょっと熱くなってきて。今テレビでもYouTubeでも活動する中で「これはテレビでやる意味があるな」と。そういうことをどんどんやりたいなと思いました。

盛山：めちゃめちゃ“TVショー”でした。学生の頃、僕らが観ていたテレビを今やれてるんやと。

屋敷：芸人にならないとできないことをやったな、って久しぶりに思いました。

盛山：屋敷の見たことのない動きも見られると思います（笑）。

──最後に「ジョンソン」への意気込みを。

盛山：4組8人、今のところ楽しくやらせてもらってる。皆さんが毎週楽しみなテレビ番組にできたらなと思ってます。ともしげさんが本当に8割、何言ってるかわからないのも見どころです（笑）。

屋敷：僕らが1番下で14年目、見取り図さんが17年目、かまいたちさんもう20年目とか。昔で言うたらもう中堅超えて大御所ぐらいの芸歴の俺らが、なんか必死で楽しく青春やってる。めっちゃ若手みたいにフレッシュなことをできていると思うので、おじさんたちの青春を皆さんで楽しんでいただけたらなと思います。