バイきんぐ単独「爆音」オール新作、コケた西村「それがライブというものです」

バイきんぐ単独ライブ「爆音」が9月2日と9月3日に東京・日経ホールで開催された。毎夏恒例のバイきんぐ単独は今年、自身初めて2週連続かつ全4公演の日程で行う予定。前半にあたる2日と3日はオール新作コントを9本披露し、約2時間にわたって会場に笑いを起こした。

冒頭から、日常的なシチュエーションで西村が突如起こす強烈な違和感と小峠の激しいツッコミ、さらに意表を突く展開が客席を巻き込んでいく。小峠曰く、新作の中にはテレビのネタ番組やYouTubeで披露できないような内容のネタも。おなじみの撮り下ろし幕間VTRでは2人がドライブの後、小峠のとあるリクエストを受けて船旅へと赴いた。

初日のエンディングトークで、西村が「調子こいて今回初めて4日間ライブやるって、大丈夫？」と小峠へ確認すると、すかさず小峠が「西村、調子乗ってお前、ネタの途中でコケてたよな？」と公演中のミスを指摘。それに対して西村は「それがライブというものです」と応じていた。2日目のエンディングでは、初日の反応を見たうえで1ネタまるごと差し替えた裏話を披露。トークのキリがいいところでライブを締めようとした小峠を意に介さず、西村が話を続けようとして2人が揉めるやりとりも笑いを誘った。

「爆音」は9月9日（土）と9月10日（日）、東京・日本教育会館一ツ橋ホールで開催される。通販サイト・ROCKET-EXPRESSでオフィシャルグッズを販売中だ。

バイきんぐ 初日終演後コメント

小峠：無事初日が終わって、いい感じでした。大きなミスやトラブルとかもなくて。今日一番面白かったのは、ネタの途中で西村がコケたとき、お客さんが一人も笑わなくて。誰も笑わなかったのが、個人的にツボにはまりました。

西村：初日だったので、途中思うようにセリフが出てこなかったりとかいろいろありましたけど、それでも大きなミスがなくて、本当よかったです。舞台が終わってから左ひじが痛くて、どこで痛めたんだろうなと思ったんですけど、いま小峠の話を聞いて、コケたときに左ひじを打って痛めたんだと気づきました。たいした痛みじゃなくてよかったです。