「水谷千重子50周年記念公演」が7月27日から8月6日まで福岡・博多座で上演された。千秋楽には浜ローズ(マツコ・デラックスの友人)が登場。デュエット曲「まそおの月」を千重子と共に熱唱した。
2019年2月、芸能生活50周年の節目に東京・明治座で念願の初座長公演「水谷千重子50周年記念公演」を開催し、2021年には2度目なる座長公演を明治座と福岡・博多座で行った水谷千重子。そして今年、3度目の50周年記念公演を6月に明治座で、7月から8月にかけて博多座で実施した。
千重子とは、縁もゆかりも親交も、以前は確執もあった演歌の大御所・浜ローズ。超大型新人として千重子と同時期にデビューし、「なにさ」の流行語で一世を風靡した。バブル絶頂期に勃発した“赤坂の乱”以来、千重子とは距離を置いてきたが、2021年に明治座で共演を果たしている。
そんな浜ローズが博多座に出演するのは今回が初めて。千重子の呼び込みで舞台に姿を現すと、会場からは割れんばかりの拍手が。自身のデビュー曲「浜辺のエレジー」で千重子も舌を巻くほどの声量と美声を響かせた。「西鉄ライオンズが福岡を去って約50年、あんたも50周年、しかも何度も本当によくやってるわね」と千重子の50周年を浜ローズらしい言葉で祝福。「実は昔、北島三郎さんの博多座座長公演を観劇して、博多座の舞台に立つのは夢だったの」と語り、ソロで河島英五の名曲「酒と泪と男と女」をしっとりと歌い上げた。
「水谷千重子50周年記念公演」はお芝居ステージと歌謡ステージの2部構成。お芝居ステージでは「大江戸混戦物語 ニンジャーゾーン」と題した完全オリジナル作品が上演され、アクションシーンやお色気入浴シーンなど、見どころ満載のステージが繰り広げられた。キャストには生駒里奈、バッファロー吾郎A、YOUのほか、的場浩司、山崎銀之丞、原金太郎、一内侑、平野泰新が初参加。日替わりキャストのずん、ハリセンボン、ガンバレルーヤも加わって盛り上げた。
歌謡ステージには二葉ファミリーである八公太郎、六条たかや、倉たけしはもちろん、今回初登場で帰国後初めてのパフォーマンスとなる御崎進(藤井隆の友人)と、同じく初登場の大物演歌歌手・萬みきお(サンドウィッチマン伊達の友人)が出演。スペシャルゲストとして、明治座では稲垣潤一、清塚信也、数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、博多座では根本要(スターダスト☆レビュー)、水森かおり、PUFFYが加わった。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“「西鉄ライオンズが福岡を去って約50年、あんたも50周年、しかも何度も本当によくやってるわね」と千重子の50周年を浜ローズらしい言葉で祝福”/浜ローズ、夢の博多座で水谷千重子とデュエット披露 千重子も舌を巻く声量と美声 - お笑いナタリー https://t.co/z9Sce1ssx7