「お前、誰だよ!」はTAIGAがWebマガジン「WANI BOOKS NewsCrunch」で2021年10月より連載してきた自伝エッセイをまとめたもの。オードリーとの鼎談、メイプル超合金カズレーザー、納言・薄幸、バイク川崎バイク、ヒコロヒー、ぺこぱ、モグライダーがTAIGAに向けて書いた手紙も収録されている。
囲み取材が初めてというTAIGAは、勢いよく登場したあと「あれ? 囲み取材ってテレビで見てたけど、どうやってたっけ?」と戸惑っている様子。本を出版できたことに、「夢が1つ叶った。一生残る宝物がまた1つできた」と感慨深げに語り、「この歳まで売れてないなんて20代の頃はまったく想像つかなかったし、すぐに売れると思っていた。僕は大した人間じゃないですが、ラッキーなことに人脈運があった。やめようと思ったこともあったけど、踏みとどまらせてくれた仲間の期待に応えたい気持ちで奮い立たせてやってきた。そういう人たちに恩返ししたい」と噛み締めた。
報道陣に混じって着席していたぺこぱからは、「(囲み取材が)初めてにしては態度がでかい」「声が小さかった」「リーゼントが低い」などと指摘が。リーゼントに関しては「うまくいくときといかないときがあるんだよ。今日湿気が多いから」と言い訳する。松陰寺に「まだ売れているとは言えないのに、どういうつもりで本を出したんですか?」と厳しく質問されると、「成功者の成功談より、不成功者の失敗談のほうがためになると言う。泥水すすってきた人生っていうのは、意外と教訓になるんじゃないかと思って出しました」と思いを述べていくが、「記事にしにくいので短めにしゃべってください」とさらなるダメ出しを受ける羽目に。
シュウペイには「まだ本を読んでいないんですが、何ページ目が面白いですか?」と聞かれ、「全部面白いよ!」とツッコミ。「このイベントがなかったらぺこぱは休みだったんですが、焼肉おごってください」と質疑応答に乗じてねだられる場面もあった。
ぺこぱにイジられっぱなしのTAIGAだが、2人にとっては芸のこと、礼儀のことを教えてくれた“師匠”。松陰寺は「こうやって共演するときは、TAIGAさんがなんとかウケてくれないかなって、自分たちにできることはないかなってやるようにしている。一緒に映っているっていうだけで僕はめちゃくちゃうれしいです」と述べる。TAIGAに対して「特にないです(笑)」と冗談めかしていたシュウペイも「僕は普段はイジられるほうだけど、関係性がないとこうやってイジれないし、TAIGAさんの良さを引き出すのは我々だと思う」とコメント。「心配なんです。生活できてるかなあとか。定期的に会いたくなる人」と常に気にかけている存在だと明かした。
2人の話で取材は締めくくりにふさわしい雰囲気になっていたが、彼らの思いを受け取ったTAIGAが「期待に応えたいって気持ちです」と変な間で付け足すと、「チーン」とちょうどエレベーターが到着。扉が開き、ぺこぱの2人に「お帰りください!(笑)」と言われていた。
2014年に「R-1ぐらんぷり」決勝へ導いた「お前、誰だよ!」ネタに続いてTAIGAが今プッシュしているギャグは、「売れTAIGA!」と言いながらタイガーっぽいポーズを取るというもの。「夕食食べTAIGA」など何かと便利だと自信を持つTAIGAだったが、フォトセッションで一緒にそのポーズを取ってみた松陰寺には「やってみてわかったんですけど、絶対流行んないです。恥ずっ!」と大不評だった。
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