「汗と涙の結晶をお見せします」ラバガ単独目前インタビュー

来週7月25日（月）から27日（水）まで東京・伝承ホールにてラバーガールが「ラバーガール単独ライブvol.6『エマ』」を開催。お笑いナタリーでは、現在稽古真っ最中の2人に今回のライブへの意気込みを聞いた。

2007年から単独ライブを続け、DVDも発売している彼ら。単独ライブについて飛永は「毎年やるって決めたら新しいことやりたいなと思って」と語り、「それまではタイトルは外国の名前を入れたりしてたんですけど、前回は心機一転『キャット』で、猫カフェのネタをやったり、猫カフェで撮影したり、1つのパッケージとして意識した感じはありますね。今までタイトルはあんまり関係ないと思っていたんですけど、全体的にキャットっぽい雰囲気になったかな」と振り返った。

今回新たに取り入れたことについて尋ねると、「毎回思うんですけど、毎回孤独感があるんですよね。もうちょっと協力してくれる人が欲しいなと。なので今回は作家さんに入ってもらったのと、チラシやオープニングもプロの方にやってもらいました。徐々にお金をかけていきたいです（笑）」（飛永）と、ライブがスケールアップした様子。一方の大水は自身について「半年くらい前から体幹を鍛え始めまして。なので前回とはボディバランスの良さが大分違うと思うんですよ。動きのキレというか。サッカーの長友選手がやっているような腹筋周りのトレーニングです。期待してほしいですね」と語り、その場で実演してみせた。

鍛えるといえばジムの「GRABAKA」に通っている飛永だが「僕は逆にダメですね。単独の時期はジム行けないし、ストレスですごく食べてしまうんで。毎年いい体でやりたいと思ってるんですけどね」と諦め顔。「2人でやってると相方のちょっとした仕草が気になるんです」とストレスの原因をチラッと見遣った。一方の大水にとってストレスは食事。「事務所と家の往復になるので、晩御飯が3パターンくらいでローテーションしちゃうんですよね。『今日もこれか』と思いながら晩ご飯を1人で食べるのは寂しいです」と不満を漏らした。

目前に本番が迫っている2人だが、「練習して『今日うまくできた』と思っても、次の日やってみると全然覚えてないんですよ。その繰り返しで、もうここまで来てる感じです」と大水。「前回まではあんまり練習しなくてもいいネタが結構あったんです。さっき数えたら3、4本は。たぶん言いやすい言葉を選んでたんだなと。今回、今までやっていないタイプのネタが多くて、いつもだったら『トン、トン』と進んでいた流れが、『トン、トン、トン』みたいな、そういう覚えづらさがある」と、飛永も新しいことにチャレンジする辛さを明かした。また、大水が「これまでだったら『この設定は難しいから止めよう』という制限があったんですけど、最近はそういうのはなくなりましたね。“女装はできない”とか、“おじさんの役はできない”とか」と自分たちの成長を振り返ると、飛永も「確かに最近別にそれがないですね。慣れてきたのかも」と同調。ラバガの新たな一面を期待できるライブとなりそうだ。

昨年は「キャット」で披露した新ネタ「猫カフェ」で、「キングオブコント2010」決勝での好成績を収めた彼ら。今回の単独でも同大会は視野に入れているとKOCへの意欲も見せた。

チケットはローソンチケットにて発売中。残りわずかとなっているが、追加公演で値段が安めとなっている26日（火）の昼公演はやや余裕があるとのこと。KOCファイナリストが見せる今年2011年の新たな顔をぜひその目で確かめてみよう。

ラバーガールコメント

飛永：今年も今のところ面白いネタが多いと思うので、テレビでしか僕らのことを見たことがない人は特に「こういうこともやってるよ」ってところを見てもらいたいと思います。

大水：芸歴ももう10年を迎えるということで1つの集大成だと思ってます。

飛永：そのビジュアルありきで言ってるの（笑）？

大水：あ、そっか。読んでる人は僕がこの仮面を付けてるのを想像しながら読んでください。

飛永：想像して……（笑）？

大水：この10年の、汗と……涙の……結晶を、お見せします！

ラバーガール単独ライブvol.6「エマ」

日時：
2011年7月25日（月） 19:00開場 19:30開演
2011年7月26日（火） 19:00開場 19:30開演
2011年7月27日（水） 18:30開場 19:00開演
会場：東京・伝承ホール
出演：ラバーガール
料金：前売り3200円 当日3500円（全席指定）
チケット：ローソンチケット Lコード：39159

●追加公演
日時：2011年7月27日（水） 14:30開場 15:00開演
料金：前売2500円 当日2800円
チケット：ローソンチケット Lコード：39159