SNSでテレビ番組関係者たちにDM(ダイレクトメッセージ)を送り、夫・みなみかわの宣伝活動に勤しんでいることで知られる妻・雅代さんが「ネタをしなさい」とみなみかわの尻をたたき、会場まで押さえてしまったのが今回の単独ライブ。構成作家やテーマ曲を担当したラッパーのBIMらもDMきっかけでライブに協力している。妻の働きかけで完璧な枠が整い、「やるしかありません」とこの日を迎えたみなみかわは、1人コントや漫談、モノマネ映像、フリップネタ、ショートコントなど多彩なネタを繰り広げた。
どの形式のネタもみなみかわらしい視点で世の中を小気味よく茶化して会場を沸かせる。幕間には、妻がみなみかわを押し上げていくために立ち上げた合同会社ナンセのCMが何度も流され、観客はサブリミナル効果的に「ナンセ」を頭に刷り込まれた。
単独ライブのラストネタは「メッセージ性のあるネタ」が披露されるのが定石だと聞いているものの「伝えたいことがまったくない」というみなみかわは、「せめて有益な情報を持って帰っていただきたい」と自身の経験談を熱を込めて語った。知り合いから聞いて手を出してしまった“あるもの”に関する独自のランキングを発表し、来場者に警鐘を鳴らす。安易にハマってしまうみなみかわの傾向を理解した客席は「マレーシアのね……」「カザフスタンでね……」と国名を聞くだけで大喜び。しかしみなみかわは「笑っている場合ではない」と真剣に話を続け、ことの重大性を全身で伝えきり喝采を浴びた。
会場ロビーで合同会社ナンセの名刺を来場者全員に配布したり、物販に自ら立ったりと奮闘していた妻の名前が「チーフプロデューサー」としてエンドロールに登場した瞬間、その仕事ぶりを称えて客席からは大きな拍手が。最後はみなみかわの所属事務所「松竹芸能」よりも遥かに大きな字で「合同会社ナンセ」の名がどどんと現れ、笑いを誘った。
同ライブの様子はFANY Online Ticketにて7月17日(月)いっぱいまで視聴できる。チケット販売は同日正午まで。
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お笑いナタリー @owarai_natalie
【ライブレポート】みなみかわ単独ライブ「ドクン」熱量高いラストネタに喝采、妻のエンドクレジットにも拍手
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