大自然「名をあげたい」スナフキンズ「大阪のコントの砦に」上方漫才コンテスト

関西の若手賞レース「第53回NHK上方漫才コンテスト」が明日6月9日（金）にNHK総合（関西地方）で生放送される。本選に進出している8組の中から、Bブロックに登場する、大自然、スナフキンズのコメントを紹介する。

2組とも「NHK上方漫才コンテスト」本選への進出はこれが初めて。彼らのほか、マーメイド、ハイツ友の会、フースーヤ、爛々、丸亀じゃんご、パーティーパーティーが出場する。千原兄弟が司会を務め、ハイヒール・リンゴ、トミーズ雅、ますだおかだ増田、フットボールアワー岩尾らが審査員を務めるコンテストで、昨年の天才ピアニストに続いて優勝するのは誰なのか。

大自然 コメント

──本選進出が決まったときの心境は？

ロジャー：まずうれしいという気持ちと、ヒリヒリする戦いというか、緊張する大会って結構楽しかったりするので、日に日にうれしさが込み上げている感じですね。

しんちゃん：僕は大阪で育ったので、この大会にすごく出たいなと思っていたので、正直めちゃくちゃうれしかったです。

──ほかの出場者に負けない自分たちの強みは？

ロジャー：見たことのないものを見てほしいですね。

しんちゃん：たぶん賞レースって、今はボケを詰め込む時代というか「いっぱいボケ入れて」というのが多いと思うんですけど、僕らはそれを捨てて自分らの感じでずっとやっているので、そういうところを見てほしいですね。

ロジャー：いい刺激になってくれたらいいなと思っています！ 見ている人たちの生活において！

しんちゃん：「そういう考え方もあるんだ！」となってほしいですね。

ロジャー：新しいものを見るってそういうことなんで！ 見聞を広げてほしいですね。

──NHK上方漫才コンテストに出場する理由、思い入れは？

ロジャー：とにかく当然出たいというのと、賞レースなんで若いときはガンガンチャレンジしないといけないと思っています。先ほど言いましたけど大阪で活動していたので、やっぱり箔が付くというか、商店街を歩いていても褒められるというか。いっちょここで名をあげたいという感じですね。登竜門みたいな感じで出場しようと思いました。

しんちゃん：僕、インディアンスの田渕さんと仲が良いんですけど、インディアンスさん、この大会に何回も出ていると思うんですよね。田渕さんが会見（上方漫才コンテストのブロック抽選会）に行くとき、いつもその前の日に一緒にご飯を食べていて、会見に遅れたらあかんから、僕が家に泊まって朝起こす、っていうのをずっとやってきていたんです。その大会に今度は自分が出る側になる、ということで、すごく思い入れがありますね。

──最後に意気込みやメッセージをお願いします。

ロジャー：三者三様というか、今回の出場者はそういうメンバーですから、どうしても見ているときに、「こっちのほうが面白かった」みたいな箇所とか出てくると思うんですけど、そんなことはないんですよ！ みんなすごく面白いことをしているので、どんどん前のめりで笑いを見ていただけると、もっと楽しくなるよ、ということをお伝えしたいですね。

しんちゃん：本当にゆっくりしゃべるんで、全部の言葉をちゃんと聞いて楽しんでください！ みたいな気持ちですかね！

スナフキンズ コメント

──本選進出が決まったときの心境は？

朝地：決まった瞬間は寝ようとしていたときに報告が来て、本当にうれしすぎて眠れなかったですね。全部の電気をつけて「やったー！」って（笑）。でも、松永からLINEで「でも手応えはあったけどな」みたいな、絵文字もないメッセージがきましたね（笑）。めっちゃカッコつけているなと思いました。

松永：朝地からも「よっしゃ」だけのカッコつけたメッセージ来ましたけどね。

──ほかの出場者に負けない自分たちの強みは？

朝地：仲がいいっていうことですかね。仲がいいからこそコンビネーションがいいと思うので、そこと、松永のキャラクターが伝わったらいいなって感じですかね。

松永：見てほしくないのが採点後とかの平場です（笑）。

朝地：もし可能であれば会話NGで（笑）。

松永：話しかけNGにしてもらいたいですね（笑）。

──NHK上方漫才コンテストに出場する理由、思い入れは？

松永：これ言いたかったんですけど、ビスケットブラザーズさんが、とてもよくしてくれているんですけど、原田さんに「絶対NHK獲れ！」って言われていたので、絶対NHK獲りたいんです。これちょっと言いたくて。

朝地：そんな仲いいほうちゃうよな？ どっちかって言ったら仲いいの俺やで！

松永：実は僕は実際言われていないんです。「言われた」って朝地が言っていたんで（笑）。

朝地：何でそれ自分から言うねん！ 今、僕らが出られる賞レースも少なくて、本当にチャンスだと思っているのでどうしても優勝したいですね。

──今回の一番のライバルは！？

松永：全員ちょっと毛色が違うっちゃ違うんですよね。僕らが唯一コントだけをしていて。仲がいいパーティーパーティーさんとか、寄席とかもありえんくらいウケてるんで、なんとか勝ちたいですね。

朝地：全員、ライバルですね。みんなおもろいんで。みんなそれぞれ違う面白さなんで！

──最後に意気込みやメッセージをお願いします。

朝地：ここは松永かましたってくれ！ いいこと言おう！ めっちゃいいこと言おう！ 名言残そう!!

松永：なんでここだけ俺に言わすねん！ 本当に苦しい下積み時代もありましたけど、今回のタイトルを勝ち獲って、一発逆転して最高の人生、僕の人生に最高の一輪の花を飾れたらいいなって……。

朝地：惜しい！ 優勝だけしか考えてないです。優勝以外、意味ないと思っています。大阪コント界を盛り上げたいです。いっぱい先輩らが大阪から出ていっているということもありますし、僕らが大阪のコントの砦になりたいです！ そういう意味でも優勝したいです!!

松永：平場は特にあったかい目で見てください!!