爆笑問題が初舞台の場所で漫才「ラ・ママ」第400回、田中「思い出したよ、この感じ! 」
2023年4月29日 11:17
23 お笑いナタリー編集部
渡辺正行がプロデュースする月例ライブ「ラ・ママ新人コント大会」の400回記念公演が4月27日と翌28日の2日間にわたり、東京・La.mamaで開催された。この記事では2日目の公演をレポートする。
「ラ・ママ新人コント大会」はコント赤信号のリーダーとして知られる渡辺が、若手芸人のネタ披露の場を求めて1986年にスタートさせたお笑いライブ。400回記念公演の2日目では、ピコ太郎、三拍子、はなわ、エレキコミック、インスタントジョンソン、阿佐ヶ谷姉妹、ゾフィーといった面々がネタを披露し、渡辺と共にMCを務めたスピードワゴンの小沢は「三拍子が若手扱いなのは『ラ・ママ』の400回か『笑点』くらい」と全体的な芸歴の高さをイジっていた。
10人以上の観客が「つまらない」と判断して「×」の札を上げると強制的にネタ終了となってしまうコーナー「コーラスライン」では、ホンジャマカの石塚英彦や北陽が見届け人として登場。2組は「ラ・ママ」に参加していた当時のショートコントを披露して会場を沸かせたほか、石塚が最初に「ラ・ママ」に出演したときはピン芸人で、それを客席で観ていたのが恵俊彰だったというエピソードも明かされた。
「コーラスライン」のトップバッターを務めたや団は「×」の札が1人も上がらないまま、ネタを終えて喜ぶ一方、「なんでコーラスラインなんだよ!」「キングオブコントのファイナリストですよ!?」と1本ネタコーナーに呼ばれなかったことにクレーム。渡辺は「伸び悩んでそうだから……」と包み隠さず理由を明かして会場の笑いを誘う。その後は、どんぐりたけし、魔族、サンシャイン池崎、冷蔵庫マン、まんざらでもねぇ、チェリー吉武、X-GUNが登場。この日はお祭りムードのためか全体的に「×」があまり上がらず、延々と自己紹介ネタを繰り広げようとしたサンシャイン池崎がスタミナ切れしてしまうひと幕もあった。
大トリを務めたのは爆笑問題。太田が観客に向かって「助けてくれー!」と叫ぶと、客席からは割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こる。初舞台が「ラ・ママ」だったという爆笑問題はライブの思い出話を織り交ぜた漫才を展開。田中はネタ後も「思い出したよ、この感じ! この(客席と舞台の)近さね! 迫力がすごい」と感慨深そう。また太田が約30年前のエピソードを語ると、“古参”の観客から「あったあった!」と声が上がり、思わず「誰なんだよ! 誰だ、お前は!」とツッコんでいた。
エンディングでは渡辺正行が作詞、古坂大魔王が作曲を担当したオリジナルソング「We love La.mama」を出演者全員で合唱することに。太田はビートたけしの声マネで「メリークリスマス、ミスターローレンス!」と合いの手を入れたり、適当なメロディを大声で歌ったり、終始楽しげ。最後は「リーダー! リーダー!」と叫び、渡辺が「待たせたなー!」と応え、ライブを締めくくった。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“太田が約30年前のエピソードを語ると、“古参”の観客から「あったあった!」と声が上がり、思わず「誰なんだよ! 誰だ、お前は!」とツッコんでいた”/爆笑問題が初舞台の場所で漫才「ラ・ママ」第400回、田中「思い出したよ、この感じ! 」 - お笑いナタリー https://t.co/iBY5A7ljwK