ウエストランドの漫才に牧野ステテコが猫になって混ざる

ウエストランドが昨日1月31日、東京・草月ホールで開催された「Paravi prsents GEININ HYBRID LIVE」に出演。牧野ステテコとのツーマンステージを約45分にわたり繰り広げた。

タイプの違う2組の芸人がタッグを組み、一夜限りのライブを展開する「GEININ HYBRID LIVE」。昨年12月の初開催に続いて今回が2度目で、牧野ステテコ、わらふぢなるお、納言の3組がそれぞれ一緒にやりたい相手を選んだ。わらふぢなるおはヤーレンズを、納言はゾフィーを指名。そしてステテコは「M-1で優勝するコンビと組みたい。ウエストランドさんなんてどうでしょうか」と「M-1グランプリ2022」決勝前にウエストランドを希望し、見事「M-1」王者となった彼らとコラボする切符を手に入れた。

ウエストランドがさまざまな番組で「牧野ステテコとの45分ツーマンライブ」の億劫さを話題にしていたことから、注目が集まっていた2組の共演。スタート直前、「奇跡のコラボがまさかの実現」というアナウンスの段階で会場からは笑い声が漏れる。井口はセンターマイクの前に立つやいなや、「まずはこの人に文句を言います。何を巻き込んでくれてんですか！」と爆発。お構いなしにはしゃぐステテコに対して「ちゃんと殴りたいなあ（笑）」と気持ちを抑える横で、ステテコと登山仲間の河本は「楽しいじゃないですか、ねえ！」と共鳴してみせた。

ウエストランドの「あるなしクイズ」にステテコが参加する形で漫才を展開。途中、ステテコがアルバイトしている三軒茶屋カリガリマキオカリーのかもめんたる槙尾から預かったというカレーギャグが連発されると井口の怒りの矛先は槙尾へ向く。かと思えば、出題者に徹するはずがなぜかボソボソとツッコミを入れている河本に「違うよ？ スタンス」と注意。最後は両サイドに「もういいよ」とツッコんで終わらせた。

続いてステテコの「てえへんだ、てえへんだ！」のネタにウエストランドが挑戦。2人の“てえへん（底辺）”なことをステテコが無理やり“頂点”＝ポジティブに変換し、それに動きを付けていく。普段のウエストランドでは見せないコミカルな動作に観客も大喜び。さらに河本はステテコと2人でリズムネタや自身の書いたコント「地球一周丸」を披露する意欲も示す。最後はウエストランドの漫才中にステテコが猫に扮してステージに侵入。事前に「やりたい」と言っていたことをほとんど叶えて満足そうなステテコだった。

わらふぢなるおはヤーレンズと一緒にとあるアニメ風のキャラになってバラエティ企画を実施。また納言はゾフィーと共に即興で30秒落語に挑戦するというハードな企画で来場者を楽しませた。このほか、ユニットコントやシャッフル漫才も。この様子は2月19日（日）までParaviレンタルで視聴できる。