さんぽが「お笑い有楽城」優勝、ナイナイANN出待ち以来のニッポン放送で栄冠つかむ

6

358

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 97 260
  • 1 シェア

10月1日深夜放送の「オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~」(ニッポン放送)でさんぽが優勝。単発の冠「オールナイトニッポン0」パーソナリティ権と賞金10万円を獲得した。

さんぽ。左から岩永いわな、とみやん。

さんぽ。左から岩永いわな、とみやん。

大きなサイズで見る(全4件)

「オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~」の出演者たち。(撮影時のみマスクを外している。)

「オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~」の出演者たち。(撮影時のみマスクを外している。)[拡大]

東京・ニッポン放送イマジンスタジオにて開催された今回の「決戦!お笑い有楽城」には、イタリアン・シガー・ブルドッグ、エルフ、エンジェリック乱世、ガクヅケ、キュウ、サノライブ、さんぽ、スパイシーガーリック、ゾフィー、ダンシングヒーロー、チュランペット、ニモテン、フール、ブリキカラス、メメニーの15組が出場。「今月あったこと」をテーマにトークを展開し、エルフ、ブリキカラス、さんぽの3組が決勝戦へ。さんぽは、岩永が「メディアでどうしてもしたかった」という20年間連絡を取っていなかった母親にまつわるトークで松村邦洋ら審査員たちを惹きつけ、優勝をもぎとった。

さんぽ。左から岩永いわな、とみやん。

さんぽ。左から岩永いわな、とみやん。[拡大]

終了後、初めて経験するという囲み取材に興奮気味に応じたさんぽ。ソファに腰を下ろした2人に記者たちが立って話を聞いていると、「みんな座ってくださいって感じです」(とみやん)、「職質以外で囲まれることってあるんですね」(岩永)と戸惑いを見せる。芸歴10年でようやく手にした功績に「続ける理由ができた」と喜び。取材前には以前所属していた太田プロダクションの社長にも激励の言葉を懸けられ、「(現在所属する)ビクターミュージックアーツさんにも太田プロさんにも、いい形でちょっと恩返しできたのがうれしい。『ありがとうございました』と『これからもがんばります』の2つの気持ちです」と誇らしげだった。

披露した2本のトークはどちらも岩永主導で展開。1本目は「今朝10時にあったこと」としてルームシェアしている松竹芸能のりょうちゃんのエピソードを語っている。「やろうと思っていた話があったんですけど、相方と集合して『こんなことがあったよ』と話したらめちゃくちゃ笑っていたので、もうこの(りょうちゃんの)話をするっきゃないと思ったんですよね」(岩永)と急遽差し替えたのが功を奏した。母親のトークもさまざまな偶然が重なり生まれたもの。話したい話をそのまま相方に聞かせるスタイルが勝利に繋がり、2人はりょうちゃんや岩永の母親にも感謝した。

本番は緊張よりも「本当にラジオをやっているんだ」という高揚感や楽しさで走りきり、岩永は「全部終わったあと、『今の、オールナイトニッポンチャンスだった!』って思い出しました」と振り返る。とみやんも「僕はキッザニアみたいな感じでした(笑)」とプレッシャーはなかった様子で、「今日の出演者の中で一番無名なんじゃないか……。あの、大丈夫ですか!? 最低聴取率取っても怒らないでくださいね?」と話題性を心配する。

さんぽ

さんぽ[拡大]

ラジオ好きの岩永は高校時代、全国大会に出場するほどの強豪バスケ部に所属していたにもかかわらず、「練習する体力を深夜ラジオを聴くことに使いたい」と退部。夏休みも登校日以外は各ラジオ番組のポッドキャストを聴くことだけに専念したという。「だから、オールナイトニッポンという冠を持った番組を自分がやれるなんて夢みたいな感覚。僕、ニッポン放送に最後に来たの、ナイナイさんのオールナイトの最終回の出待ちですからね(笑)。『それ以来だー』と思いながら今日ここに来たので、めちゃめちゃ感慨深いです」と優勝を噛みしめ、「『ニッポン放送をキーステーションに』って言えるわけですもんね」とうれしそうに話した。

前コンビで担当していたポッドキャストが局地的人気を誇り、「岩永様」と呼ばれていたことも。構成作家になっている当時のリスナーや幼なじみがいて、彼らに優勝特番の作家に付いてほしいと希望を明かす。「以前ハガキ職人が集まるライブがあって、『誰のオールナイトニッポンを担当したいか』というコーナーでみんなが有名な方たちの名前を挙げる中、(ラジオネーム)梯子ダルマだけ『さんぽをやりたい』と言ってくれていた」という思い出にもしみじみ。とみやんは先に活躍する元相方の納言・安部に遅れを取らぬよう「これを機にウィキペディアデビューを」と意気込んだ。

この記事の画像(全4件)

オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~

radikoで配信中。
<出演者>
司会:ダニエルズ / 笹木かおり
審査員:松村邦洋 / 佐藤美希 / 金子司氏(ANNチーフディレクター)
出演芸人:イタリアン・シガー・ブルドッグ / エルフ / エンジェリック乱世 / ガクヅケ / キュウ / サノライブ / さんぽ / スパイシーガーリック / ゾフィー / ダンシングヒーロー / チュランペット / ニモテン / フール / ブリキカラス / メメニー

※収録は新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとったうえで実施された。

全文を表示

※記事初出時、一部出演者の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

読者の反応

  • 6

てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

岩永「オールナイトニッポンという冠を持った番組を自分がやれるなんて夢みたいな感覚。僕、ニッポン放送に最後に来たの、ナイナイさんのオールナイトの最終回の出待ちですからね(笑)」/さんぽが「お笑い有楽城」優勝、ナイナイANN出待ち以来のニッポン放送で栄冠つかむ https://t.co/QR7P6w0aM9

コメントを読む(6件)

関連記事

さんぽのほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのお笑いナタリー編集部が作成・配信しています。 さんぽ の最新情報はリンク先をご覧ください。

お笑いナタリーではお笑い芸人・バラエティ番組のニュースを毎日配信!ライブレポートや記者会見、番組改編、賞レース速報など幅広い情報をお届けします。