kento fukayaがZidolの対バン2DAYSに手応え、目標はワンマン「泥臭い、臭いアイドル」

kento fukayaプロデュースの芸人アイドルグループ・Zidolが9月17日、18日に大阪で開催された「LIVE STAND 22-23 OSAKA」の中で2DAYS公演を実施。「ZiDol vs OCTPATH」「ZiDol vs OWV」と題し、ダンスボーカルグループのOCTPATH、OWVと“対バン”した。

スーズ高見、マユリカ中谷、ニッポンの社長・ケツ、紅しょうが稲田、男性ブランコ浦井の5人からなるZiDolは、kento fukaya presents第4弾として立ち上げられたアイドル強制発掘ドキュメンタリー「the idol」から誕生した「誰でも会えるお金にならない」アイドル。撮影は2019年9月から水面下で進められ、今年5月に全12話がYouTubeに公開された。強制オーディションに参加させられた候補生5人は歌やダンスの審査に挑戦。高評価を得るとkentoからキューブならぬチューブを獲得できるが、生半可な気持ちでいることを見抜かれるとチューブはすぐさま没収に。次第にアイドルとしての自覚を持ち始めた彼らは、お披露目イベントで高見のみ不合格になるという試練も乗り越えながら5人全員でデビューシングル「似非デレラ」を配信リリースするに至った。

それから約4カ月ぶりの活動となったZiDolが、1000人収容のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールに登場。kentoプロデューサーは、彼らがお披露目イベントの成功に甘んじているため「ガチのカッコいいボーイズグループと対決してよりよいアーティストになってもらう」という目的で今回の2DAYS公演を企画したと説明する。公演では、デビュー当時からサイズアップしてしまった中谷とケツがシャツの一番上のボタンを留められなくなる、高見の見せ場であるダンスソロで客席から笑いが起こる、などといったアイドルライブでは珍しい現象も起こる中、久々の「似非デレラ」をパフォーマンス。そしてチューブ獲得を懸けてOCTPATH、OWVのそれぞれと「キメ顔バトル」「演技バトル」で対決し、お互いを高めあった。

さらにお～い！久馬作のスペシャルコントを各グループと披露。ツッコミ役は高見が務め、モニターに映し出されたZidolのメンバーが遠隔でOCTPATHやOWVにボケを言わせる場面も。最後は「似非デレラ」にそれぞれのグループが加わるスペシャルコラボで観客を沸かせ、どちらの公演も会場はさまざまなメンバーカラーのペンライトで鮮やかに照らされていた。

1日目の終演後、kentoは「自分はパフォーマンスも歌もコントもなかったので、ゼロ緊張。（Zidolメンバーは）賞レースくらい緊張していて、それを見るのがたまらなく楽しかったです（笑）」と満足げ。迎えたグループのノリのよさや柔軟さにも感謝しつつ、「まだ1回もワンマンをしたことないので、誰の力も借りずにやってみたい。曲を増やしていきながら、一番はお笑いをメインに。“お笑いのアイドル”としていいところ見せられたら。泥臭い、臭いアイドルで」と次なる目標を明かした。

「LIVE STAND presents ZiDol vs OCTPATH」「LIVE STAND presents ZiDol vs OWV」はFANY Online Ticketで見逃し配信中。