さらば青春の光、単独ツアー「五穀豊穣」完走！磨き上げたコントで1万人魅了

さらば青春の光が、2022年の単独ライブツアー「五穀豊穣」全20公演を完走。この記事では9月2日に東京・浅草公会堂で開催された千秋楽の様子をレポートする。

今年5月に東京で開幕し、大阪、愛知、福岡、北海道を巡ってきたこのツアー。東京凱旋公演は7月14日、15日によみうり大手町ホールで実施予定だったが、東ブクロの新型コロナウイルス感染を受けて延期となり、9月1日、2日に振り替えられた。会場は、当初の予定の倍ほどの1000人のキャパシティ。それでもチケットはまたたく間に完売し、さらばは2017年開催の「会心の一撃」から続くこの単独ライブシリーズで目標としてきた「動員1万人」を今回のツアーで達成した。

ライブタイトルの「五穀豊穣」をさらばらしい視点で描いたオープニングコントから、会場の熱量は急上昇。豪華なセットや音響など演出的な部分でも客席を圧倒させる。最終公演とあって、東ブクロが大暴れする一幕も。惜しみなく力を出し切るパフォーマンスに観客は沸いていた。

シャープかつユニークな幕間を挟みながら、立て続けにコントを披露していったさらば。東ブクロはクレイジーな人物に飄々となりきったほか、姿を見せないまま森田とやり取りを展開するコントでも客席の反応を操ってみせた。森田は切羽詰まった人物たちの哀愁や、ブクロ扮するおかしなキャラと対峙する相手のとまどいを演じて笑いや共感を誘う。長尺コント8本、骨太なステージで最後まで観客を魅了した。

すべてのコントを終えて再登場したさらばが「終わったあ……！」とツアー完走を噛みしめると、客席からは大きな拍手が。ステージには演出を担当する家城啓之のアイデアで賽銭箱が設置され、森田が「全然、自由！」と意味ありげに話したかと思えば、ブクロは流暢にグッズを紹介。大千秋楽の記念として写真撮影タイムも実施し、「来年はもっとキャパを増やしたい」と目標を掲げて幕を下ろした。

なお、「五穀豊穣」最終公演は9月11日（日）までアーカイブ配信中。また、過去の単独ライブも各配信サイトで視聴できる。配信サイト一覧は下記の「関連リンク」から。

さらば青春の光単独ライブ「五穀豊穣」最終公演配信

販売期間：2022年8月15日（月）10:00～9月11日（日）21:00
視聴期間：2022年9月2日（金）18:00～9月11日（日）23:59