昨日8月21日、
2015年に解散した浜口浜村は、ランジャタイ国崎が芸人になって間もない頃に衝撃を受けたと公言しているコンビ。ランジャタイと浜口浜村がかつて交わしていた「いつかまたライブで会いましょう!」という約束を実現するための公演として「また会えたネ」が行われた。
ライブはランジャタイの漫才でスタート。国崎は開口一番「大丈夫です! います! 十中八九来ないんじゃないかと思われていましたが浜口さんいます! 一張羅着てます!」と報告し、「私は『頼むからスベってくれ』とお願いした」「心からスベってほしい」と意地悪な発言で笑いを誘う。その後は浜口浜村との出会いを振り返りつつ、「欽ちゃんの仮装大賞」ネタを披露した。
続く浜口浜村はコンビ時代のスーツをまとって登場。現在は会社員として働いている浜口が満員の客席を見渡して「会社の朝礼の20倍くらいの人がいる」と笑顔を見せたあと、初っ端から小ボケも連発し、浜村を「めっちゃボケるじゃんこいつ!」と困惑させる。そんな2人は「M-1グランプリ2018」に参戦するために期間限定で復活したときの1回戦ネタを披露。「大型台風が到来して観客がほぼいなかった。1回戦で落ちた」と苦い思い出を振り返りながら会場を沸かせ、4年前の“リベンジ”を果たした。その後も2組は思い出を振り返るトークコーナーを挟みつつ、交互にネタを展開。最後のネタでは浜口浜村が“お笑い界の不死鳥”となり、ステージ上を飛び回った。
エンディングで国崎は久々に見た浜口浜村の漫才を「最高でしたね!」「違和感がなかった。セリフを飛ばしたりもなかった」「まだまだ普通に漫才師ですね」と称賛するが、ネタ合わせが大変だったという浜口は「俺はもういいよ! ほっといてくれよ!(笑)」と言い放ち、復活のきっかけとなったランジャタイを「墓荒らし! 墓荒らし芸人!」と睨みつける。一方、浜村は「楽しかったなあ」「私は今でも(期間限定でなく)本当に復活したいと思っている」と素直な心境を吐露。また「このスーツには『浜口浜村』って名前が入っている。解散後のピンネタでスーツを着るときは誰にも見られないように隠していたけど、今日だけは恥ずかしくなかった」としみじみ語っていた。またライブ会場に駆けつけたというウエストランド井口も招かれてステージ上に。彼は「何やってんすか、これ? 辞めた人とツーマンやってるんですか?(笑)」とそもそもの疑問をぶつけて会場の笑いを誘っていた。
公演の様子は8月28日(日)までアーカイブ配信中。また9月3日(土)には愛知・東別院ホールで名古屋公演も開催される。
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裏本田・柴志朗(鈴木達也) @ssurahonda
「このスーツには『浜口浜村』って名前が入っている。解散後のピンネタでスーツを着るときは誰にも見られないように隠していたけど、今日だけは恥ずかしくなかった」
【ライブレポート】“お笑い界の不死鳥”こと浜口浜村、ブランク感じさせない漫才にランジャタイ唸るhttps://t.co/kZRuUbAXtx