トップリードを破るのは誰だ、伝統の太田プロライブ「月笑」

昨日4月19日（火）に、東京・新宿明治安田生命ホールにて太田プロライブ「月笑（ゲツワラ）2011」が開催された。

太田プロでは事務所ライブを20年以上にわたって開催しており、これまで数々の人気芸人を輩出。2008年には「月笑」としてリニューアルし、2月から11月まで毎月、アンケートによるポイントバトルを実施している。年末にはライブ「クライマックスシリーズ」にて、年間チャンピオンを決定。2008年には風藤松原、2009年、2010年はトップリードが王座を獲得した。

この日のMCは、2連覇中で2011年2月の同ライブでも1位を獲得したトップリードとアシスタントの北林明日香。トップリード新妻は「あ～来てくれた～、拍手してくれた～」と観客の反応を喜び、「早く新ネタがやりたかった」と高めのテンションで口火を切った。さらに新妻は小学校時代からの同級生である相方の和賀に「小学校卒業してから名前で呼んでくれない。“おじさん”とか呼ぶんだよ。小学生のときは“たーくん”って呼んでくれてたのに」と不満を言い出し会場は爆笑。絶好調のトークに和賀も「こんなの見たことない。今年イチだな」と相方をおだてた。

ライブはまず、ランクの低いGIIIコーナーからスタート。ばくれつパンダ、佐藤ねろめ、ぐりんぴーす、猫柳ロミオ、このみ、高橋小形、神宮寺しし丸、くらげライダーの8組が登場し上位ランク目指して限られた短い時間で渾身のネタを披露した。袖で観ていたトップリードは、意表をついた歌ネタで笑いをとった女性コンビ・このみのネタ終了後、「なんなのあの衣装（笑）」とツッコミを入れ、神宮寺しし丸のネタ「ダニ男」の後には「悪い夢を見ているようだ」とコメントした。

GIIコーナーには、どてちんレンジャー、ギャルズ、新宿カウボーイ、アイデンティティ、BURN、火災報知器、古賀シュウ、インスタントジョンソンが登場。漫才とは思えない格好で“金持ちぶる”ネタを披露したBURN高坂には、和賀から飛び蹴りがお見舞いされた。

ゲスト出演者には、6月に4年半ぶりの単独ライブを開催するホリプロコムのダブルブッキングと、自社ゲストとしてスマイリーキクチが出演。キクチはエンディングにて「6～7年ぶりにこのライブに出た。当時は『家の猫がいなくなったの？』と思うくらいアウェイだったのに」と会場の笑いに安堵した。

トップクラスのGIコーナーには、サイクロンZ、メンソールライト、360°モンキーズ、やさしい雨、マシンガンズ、クロヤギ、アルコ＆ピース、トップリードが君臨。太田プロが誇る実力者ぞろいとあって、観客も終始爆笑で彼らのネタを堪能していた。

エンディングでは、来週4月27日にDVD「東京スケッチ」を発売するアルコ＆ピース平子が「相方の酒井が面白く告知をする」とムチャぶり。ウケない上にダブルブッキング黒田が悪ノリで乱入し、酒井は「勘弁してくださいよぉ！」と悲鳴をあげた。

今回のライブの結果は太田プロオフィシャルサイトと日刊スポーツに掲載。次回開催は、新妻が考えた「ビールをゴクゴク、ゴーキュー」という語呂の5月9日（月）となっているので、覚えておこう。

太田プロライブ「月笑（ゲツワラ）」

日時：2011年5月9日（月） 18:00開場 18:30開演
料金：前売1800円 当日2000円
出演者：インスタントジョンソン / ブラックパイナーSOS / 火災報知器 / マシンガンズ / 360°モンキーズ / ダーリンハニー / トップリード / 風藤松原 / ほか
ゲスト：柳原可奈子（自社ゲスト）
チケット：チケットぴあ Pコード411-845