1本の長尺コメディを演じる「本公演」とは異なる趣旨で彼らが挑んだこの単独ライブは、コーナーやゲスト、幕間映像なしのコントだけの60分。6日間、初日を除いて1日3ステージ全16回をやり遂げた。
8人がずらりと横一列に着席したまま、次から次へと繰り出す会話の可笑しさで観客を引き込んでいくコント「浪人」を皮切りに、6本のコントを立て続けに披露。男1人女2人のグループの長年にわたる友人関係が知人の干渉によって突然音を立てて崩れていくさまを熱演した「今更」、職業紹介所に勤務する新人スタッフが休憩時間を使って自分の職探しに窓口を訪ね、留まる可能性も含みながらも友人とバーベキューに行こうとして上司を揺さぶる「転職」、浮気相手とはち合わせた男女とその周りの人物たちが素早く鮮やかな変わり身で危機を回避していく「即興」など、どのネタにも見る人の心をくすぐるたくさんのポイントが。始まりから終わりまで、はつらつとしたキャラクターたちによる味わい豊かなコントが満席の会場に心地よい笑いを充満させた。
メンバーが持ち回りで担当してきたエンディングトークの最終回は、主宰の蓮見翔が来場者に挨拶。16ステージを無事に完走し、「終わったね」と全員が安堵の表情を見せる中、「本っ当にしんどかったね(笑)」と本音もこぼす。高校生から寄せられたという園田祥太に対してだけメッセージのテイストが違うアンケート、忽那文香がからっきしうまく話せなかったエピソードトークなどを回想しつつ、次に行う第4回演劇公演について発表。10月5日(水)から19日(水)まで東京・新宿シアタートップスで上演予定で、蓮見が「2週間14日間なので……42公演できる」と今回同様、1日3公演の計算をし始めると、メンバーからは「死んじゃう!」と悲鳴が上がった。正式な公演数やタイトルは後日、決まり次第アナウンスされる。
ダウ90000 第4回演劇公演(タイトル未定)
日程:2022年10月5日(水)~10月19日(水)
会場:東京・新宿シアタートップス
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井口稔 @Neko_Iguchi
「ダウ90000」がツイッターのトレンドに入っていました。そういう名前のコントユニットがあるのですね。知りませんでした😅
米国株のことを煽っているとか、そういった米国株絡みの話とはどうやら関係なさそうでした😅 https://t.co/BwZPqtjYK1