昨日2月12日、東京・駅前劇場で「ノーセンスユニークボケ王決定戦」が開催され、
「ノーセンスユニークボケ王決定戦」は「おしゃれな笑いができない」「ボケたいときにひたすらボケる」という芸人たちが集い、自らのノーセンスぶりを競う大会。
最初の企画は、韓国ドラマ「イカゲーム」の“だるまさんが転んだ”のシーンをノーセンスに再現する「ノーセンスイカゲーム」。みなみかわが「ドラマ内では動くとマシンガンで射殺されちゃうんですよ」と説明していると、ジョニ男が突然「ちゃうねんちゃうねん! 関西ではな、『坊さんが屁をこいた』言うて」と割り込み、かねきよも「ケツの穴から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか?」と関西弁に。すると、ほかのメンバーも次々と「耳に指突っ込んで三半規管取ってエスカルゴにしたろか?」(池崎)、「眼球ズボズボしてグリンッてしてまた見えるようにしたろか?」(ちゅうえい)、「くるぶし取って里芋入れたろか?」(くぼた)、「帰りに千代田線乗ったろか?」(かねきよ)、「胃腸薬飲んだろか?」(永野)と脅し文句を放ち、みなみかわから「そういうコーナーじゃないんですよ!」と注意を受けてしまう。気を取り直して“だるまさんが転んだ”を再開しようとすると、かねきよが「マシンガンで射殺するのは怖いから、代わりにマシンガンズの『MAXめんどくせえ!』をやるのはどうか」というルール変更を提案。その結果、だるまさんが転んだをやりながら全員で「MAXめんどくせえ!」と叫ぶ異様な状況になってしまった
映画「浅草キッド」でビートたけしが「芸人だよ、バカヤロー」と言い放ったシーンをノーセンスに再現する企画「ノーセンス浅草キッド」では、篠宮とみなみかわがツービートに扮するが、観客役のメンバーが「殺すぞー!」「埋めるぞコラァ!」「マンション建設反対!」と一方的に野次り続け、収集がつかなくなる。その後はツービート役を担当するメンバーも、モグライダーやクールポコ。といった好きな芸人になりきる遊びに突入してしまった。永野はビックスモールンのチロになりきるが“鳩時計”のネタしか覚えていなかったため、「なりたいな! なりたいな! 鳩時計になりたいな!」だけをひたすら連呼。ゴン役のみなみかわは永野を持ち上げようとするが「めっちゃ重い!」と断念してしまい、永野は「たくさん生きてきたから……」と重さの理由を説明する。その後も舞台上は荒れに荒れ、最終的にビックスモールンと超新塾をドッキングさせた謎の団体芸が誕生した。
続いて行われたのは、漫才コンビ・ももをノーセンスにマネする「ノーセンスもも」。かねきよは観客も参加できるようにしようと提案するが、みなみかわから「このご時世、お客さんを舞台上に上げたら怒られますから」と却下され、ほかのメンバーからも「最低!」と責められる。かねきよは「わかりました!」と言いながら舞台の中央に立ち、晴れやかな笑顔で「……死にます!」と宣言。永野が「ちょっと見てみたいかも!」「かねきよの~ちょっと死ぬとこ見てみたい~!」と囃し立てると、ジョニ男は「こんなことやってるけど……俺たちもいつか死んじまうんだよな」と遠い目をする。永野から指を差されて「(死ぬのが)一番早い!」と年齢をイジられると、「お先に逝ってまいります!」と敬礼した。その後、池崎とくぼたがももになりきったが、崩し方がわからずシンプルに漫才を再現するだけに。周囲からは「実直!」「コピーバンド!」とガヤを飛ばされていた。
夢屋まさるのネタをノーセンスに演じる企画「ノーセンス夢屋まさる」では、最初の挑戦者だった篠宮がいきなり辞め時を見失い、延々と五木ひろしのモノマネをする時間になり、永野は「これ、お客さんは金払って観に来てるんですよね?」と苦笑い。また、くぼたは「パンケーキ食べたい! パンケーキ食べたい! パンケーキ食べたいから自分で殴る!」と言いながら、自分で顔を殴って吹っ飛ぶ荒業を披露し、一同を「怖い怖い!」「暴力ボケ!」と戦慄させた。
ほかにも「ノーセンス新婚さんいらっしゃい」などのコーナーが展開され、永野が優勝者に決定。永野は鳩のようにピョンピョンと跳び回り、みなみかわと“鳩時計”をしようとするが、やはりうまくいかない。みなみかわはヘロヘロになりながら「重い! めちゃめちゃ重心が下にある!」と叫んでいた。
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