「とにかく耐えてくれ」サンドウィッチマンが義援金口座開設

本日3月16日、東日本大震災を受けてサンドウィッチマンが都内で会見を開き、義援金口座の開設とチャリティライブの開催決定を発表した。

仙台出身の2人は、テレビ番組のロケで宮城県気仙沼を訪問中に被災。仙台の実家で家族と再会したのちに約10時間かけて東京に戻り、被災した当事者の立場から、現地の状況や救援物資の要請、報道機関への提言などをブログやテレビ・ラジオで伝えてきた。

本日の会見では、2人が地震や津波の様子を振り返り、「（地震は）水の上に立っているようだった。水平線を見ると白い壁みたいなものが見えた。現地スタッフの指示が的確だったため奇跡的に助かった」と神妙な面持ちでコメント。「（被災地に）笑いを届けたいが、いまできることは募金しかない」（伊達）と、口座開設とチャリティライブ開催の背景を説明した。

東京に戻ってきた理由について、2人は「テレビや新聞などで伝えることができるのは僕らしかいない。停電でなにもできない家族を置いてきました」（伊達）、「伝えなきゃいけないから生きているんだと思っている」（富澤）と語り、被災地にいる人たちに向けて「とにかく耐えてくれ、大丈夫だから。みんな助けてくれるから、いまは耐えてくれ」（伊達）とエールを送った。

義援金口座は、三菱東京UFJ銀行 目黒支店 普通 0133179「東北魂義援金（トウホクダマシイギエンキン）」。チャリティライブは4月9日（土）に2公演が開催される。会場や時間、出演者などの詳細は、2人の所属事務所グレープカンパニーのオフィシャルサイトなどで今後発表される予定だ。

なお、会見の一問一答は追ってレポートする。