吉本興業と東京大学の共同プロジェクト「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」の一環として「M-1グランプリを科学する!」が始動。昨日11月27日に東京・ヨシモト∞ホールにてそのキックオフイベントが実施され、
吉本興業と東京大学は今年3月、「エンタテインメント」と「知」を掛け合わせた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」を旗揚げ。ピース又吉が参加した特別講義シリーズ「東大吉本対話」、ジャルジャルが東京大学大学院工学系研究科とコラボして制作した接触確認アプリ「MOCHA」の紹介動画、現役東大生とNON STYLE石田による「SDGs人材交換留学 漫才ワークショップ」などを展開してきた。「M-1グランプリを科学する!」は、芸人たち、そして多くのお笑いファンを興奮させてきた漫才頂上決戦「M-1グランプリ」を題材に、東京大学大学院教授が「笑いを科学する」「ファンを科学する」「芸を科学する」といった観点からそれぞれの研究テーマを決め、2022年春に研究成果を発表するもの。そのキックオフイベントでは、登壇した東京大学の教授らが「漫才でのつかみの重要性」(植田一博教授)、「SNSからM-1優勝者を予想する」(浅谷公威特任講師)といった研究テーマを発表した。
自身の開発した「キーグラフ」を使い、「漫才ネタの可視化」を行う大澤幸生教授は、マヂカルラブリーの「つり革」をグラフ化したものを紹介。ツッコミの言葉に笑いが集まっていること、またボケの動作とツッコミの言葉が重なる部分に笑いが集中していることに着目し、「ここでの動作は一種の言葉ではないか。だからこれはやっぱり漫才だと思います。ある種、進化した笑いじゃないかと思う」と見解を述べていた。
この日語られたことについて、マヂカルラブリー村上は「漫才のシステムはフリ、ボケ、ツッコミぐらいしか知らないので、ほかにも笑いを生み出すシステムがあるんだったらまた新しい笑いが作れるんじゃないかと思って、面白いなと思いました」と感心。また浅谷講師がTwitterデータを使って分析した「ルミネtheよしもと貢献度ランキング」で2位という成績だったことに、マヂカルラブリー・野田クリスタルは「僕ら、歴代のM-1チャンピオンの中でもめっちゃ劇場出てるんですよ」と誇らしげだった。
東雲みかぁん @hokgousa2_club
やっと気がついたのか
FランやJランみたいなゼミ崩壊対策にはうってつけだからな https://t.co/ErWV8dbHsM