本日10月24日、
昨年9月の「ハライチライブ けもの道」から約1年ぶりに実施された単独ライブ。約2時間の公演では、それぞれ色が異なる3本の新作漫才と大ボリュームのトークで観客を楽しませた。
序盤のトークでは、ハライチが今年で15周年という話題になり、澤部が「ちょうど15年前の日記が出てきたので、読んで当時を振り返っていた」と報告。その内容が語られると、含みを持たせた表現の数々に岩井は思わず「死ぬ奴の日記」「この世にいない奴の日記」とツッコミを入れる。また澤部は「M-1グランプリ2006」で1回戦落ちを経験したときの日記にも触れ、「『来年、いや再来年、いや3年後には決勝に行く』って書いてあって、実際に2009年にM-1の決勝にいった」と胸を張ったが、岩井は「普通は『3年後、いや再来年、いや来年』だろ。なんでだんだん自信なくしてんだよ」と冷静に指摘して笑いを誘っていた。
終盤のトークパートでは、笑福亭鶴瓶のドキュメンタリー映画「バケモン」のエピソードから、今年3月に解散したデラスキッパーズのトシボーイの話題になり、実際に岩井が電話で解散を聞かされたときの音声が流される不思議なひと幕も。また最後は、岩井が舞台上を動き回る、ハライチにとっては珍しいスタイルの漫才が披露され、会場には絶えず爆笑が巻き起こっていた。今回のライブの配信チケットは明日25日(月)21時まで販売されている。
お笑いナタリーでは、終演後のハライチに取材を実施。ライブの感想のほか、2017年以来、4年ぶりに参戦している「M-1グランプリ」への思いも語ってもらったので、ぜひ下記のコメントもチェックしてほしい。
ハライチ コメント
終演後の感想
岩井:居心地よかったね(笑)。
澤部:ステージ上に長めにいちゃいました(笑)。
岩井:今回のネタはそれぞれ温度感が違うけど、全部好きなネタ。最後のネタは今年一番疲れました。
澤部:最後のネタは、普段見られない岩井を見られて面白かったですけど、最近のハライチを表したネタでもあると思います。岩井が前に出るネタをやってみたいなと思っていたので、こんなにいい形のネタにできたのはよかったです。岩井の“ニン”も乗っかっていて、いいネタだなあと。
岩井:あとは最後のネタの前に、僕が死の淵をさまよっている幕間VTRが流れるので(配信でも)見てほしいです。わけがわからなさすぎるので。
澤部:本当に死ぬ間際の映像。不思議さと怖さが同居してる。お客さんも笑いというよりは“吸い込まれる”って感じで、お笑いライブっぽくない空間になってましたね(笑)。
岩井:最後のネタは特にウケてほしいなと思って作ったネタだったんですけど、なんでその前にチルアウトみたいなことになってるんだろうって思いました(笑)。それでもなおウケたので本当によかったです。
久しぶりに参戦する「M-1グランプリ」に向けての手応え
岩井:今回は今までに比べると「優勝するぞ!」みたいな気概はなくて、なんとなく「客前でネタができるのでやってみようかな」という感じです。出てみると楽しいし。
澤部:まだ1回戦と2回戦しかやってないですけど、僕も過去一番楽しい気がします。昔のほうが「絶対に決勝行かなきゃ」みたいな思いがありました。
岩井:今年はシード権もないですし、「誰も俺たちのことを知らない」みたいな1年目に近い気持ちで出場しています。
現時点でライバル視しているコンビ
岩井:同期のサンシャイン池崎がバイク川崎バイクさんと組んだコンビには負けたくないですね(笑)。
澤部:一応まだ勝ち進んでるんだね。「あんまウケなかったわ…」って言ってたけど(笑)。
岩井:今、ピン芸人同士のユニットが乱立してるので、そこには勝ちたいです。
関連記事
お笑いナタリー @owarai_natalie
【ライブレポート】「全部好きなネタ」ハライチが単独ライブでのびのび新作漫才、M-1参戦も「楽しい」(コメントあり)
https://t.co/3NubNjhDXS https://t.co/HOdmuqwo4W