男性ブランコがKOC初の決勝進出、ネタを“叩いた”のがうまくいった

10月2日（土）に生放送される「キングオブコント2021」（TBS系）のファイナリスト10組が先日囲み取材に応じた。本日は男性ブランコのコメントを紹介する。

男性ブランコは初の決勝進出。決勝には彼らのほか、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリーが登場する。

男性ブランコ コメント

──初の決勝進出について心境をお聞かせください。

浦井：通算12回目の挑戦で、ようやくかと。めちゃくちゃうれしいです。

平井：夢のようです。（決勝進出を聞いて時間が経っても）まだうれしいです。2、3週間先もきっとうれしいです。どこかしらで決勝に向けてがんばるスイッチを入れないといけない。よう言われていたのが「劇場ではウケるけどテレビには出ていない」と。賞レースで結果を出していなかった。それが初めて形になった。「ファイナリスト」というもの（肩書き）をもらえたうれしさがあります。

──今回、ネタや意識など何か変えたことは？

平井：ストーリーがあるコントが好きなんです。これまでずっとストーリーさえよければという考えがあった。ただ賞レースはそれだけ考えてちゃ勝てない。今回はボケ数やキャラクターを多少意識しました。

浦井：ネタは相方が書いていて「ちょっと改良したわ」って新しいバージョンをもらうんですけど、いつもなら「このくらいで行くだろうな」というバージョンから今年、もう2バージョンくらい改訂したやつをもらっていた。その変えたところがうまいこといった。

平井：芸人はよく“叩く”って言うんですけど、ネタをけっこう“叩いた”な。それをやったのは今年が初めてかもしれないです。

──上京されてしばらく経つと思いますが、東京に来て変わったことは？

浦井：東京に来て6年目になります。吉本以外の劇場でやらせてもらうこともあり、いろんなことができる環境だなと思います。

平井：大阪は漫才やコント、ボケツッコミの「お笑い！」という感じなんですが、東京は面白さの種類がいっぱいあるなと思います。最初に街裏ぴんくさんを観たときに衝撃を受けました。まあ、ぴんくさんは関西の方なんですけど、大阪にはなかった。東京は何かに特化した専門家がめちゃくちゃ多いイメージがあります。それは食べ物のお店でも思います（笑）。「これ専門？」っていう。東京で勝つには、これを尖らすのがいいなと。全国で通用するには長所を伸ばすことだなと思いました。

──最後に意気込みを聞かせてください。

平井：優勝したいんですけど、今は決勝に行けたことがうれしすぎて、まだ切り替えられてない。

浦井：初めてのことなんでね。

平井：2、3日後に「優勝します」って言います。

浦井：初出場がプラスになっていると思うので、1回目で優勝というのを目指したいです。