藤崎マーケット・トキ、“ゆずるの世界一カッコいい姿”お届け「Yuzuru Mania」
2021年8月16日 11:26
1 お笑いナタリー編集部
8月14日、「Yuzuru Mania 2021~奇跡の40代 プレハブから君へ in my heart を熱くする~produced by toki」が大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開催された。
これは藤崎マーケット・トキが勝手にプロデュースするアインシュタイン河井の単独ライブ。内容を聞かされていない河井は、トキに言われるがまま衣装に着替え、歌やピンネタ、謝罪会見や新喜劇といったトキの用意した企画に身一つで挑んだ。
ステージに明かりが灯ると、そこには河井に扮したアキナ山名の姿が。何やら男性と話をしており、「出ていってほしい」ということを告げられる。すると山名は「プレハブさえも追い出された……」とアインシュタインの歩みを描いた楽曲「Sha-kedo~愛されるよりアインシュタイン~」の一節をつぶやくように歌唱。そこへきらびやかな衣装をまとった河井本人が引っ張り出され、客席からの拍手と歓声の中、そして守谷日和が繰り広げる“表現”をバックに、戸惑いながらその続きを歌った。
壮大なオープニングVTRのあと、トキは「やりたいこといっぱいあるから! 急いで、着替えて!」と河井の着替えをせき立てる。「言っとくけど、次はピンネタやから!」と促すと、初耳らしい河井は「ピンネタ!?」と仰天。トキは読むだけでいいフリップネタを用意しており、ブリッジとオチだけ伝えて「さも自分が書いたみたいにやってよ?」とステージに河井を送り出す。「これなんやねん?」「なんでちょっと緊張せなあかんねん」とぶつくさ言っている河井だったが、いざステージに立てばしっかりした立ち振る舞いでネタをやり切った。
続いて準備されていた謝罪会見のセットにも河井は困惑。トキ、アキナの2人、守谷日和、今井らいぱちと共に黒スーツ姿で着席し、自身のこれまでの過ちをなぜだか詫びることに。トキの「41歳にはそぐわないダブルピースで写真を撮った」という告発に始まり、メンバーからは河井の失態が続々と飛び出す。写真も交えながら語られる恥ずかしい過去に河井は苦笑い。ツバの大きいハットをかぶりがちな河井にまつわるエピソードには、神妙な面持ちをキープしなければいけないはずの芸人たちも笑いをこらえきれず、トキがステージに転げ落ちる場面もあった。
花月うどんを舞台にした新喜劇風のコメディには、吉本新喜劇座長の酒井藍や、島田珠代がゲスト出演して盛り上げる。新喜劇おなじみの掛け合いが繰り広げられたほか、河井が珠代のギャグに挑戦することで一皮むけ、客席を沸かせた。
「ゆずるの魅力をみんなに知ってもらいたい!」との一心で、河井が輝くためのステージを演出したトキ。エンディングでは「世界一カッコいい」という、河井がハイボールを作るさまを観客にお届けしライブに幕を下ろした。このライブの様子は来週8月24日(火)18時半まで見逃し配信され、チケットはFANY Online Ticketで同日12時まで販売される。河井の奮闘ぶりを確かめてみては。
お笑いナタリー @owarai_natalie
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