昨年10月にスタートした「情熱スリーポイント」は、囲碁将棋の2人がざっくばらんにトークするラジオ番組。当初より文田が「つまらないメールは読まないから」と強気な姿勢を見せ、シューターことリスナーの意欲を刺激してきた。今回のイベントには、そんな番組に挑戦すべく4人の“エースシューター”が集結。囲碁将棋の2人と番組構成作家の2人、合計8人で大喜利力を競い合った。
まずは登場した囲碁将棋がラジオブースのように向かい合ってオープニングトークを展開。その構成はすべての座席に配布されている台本通りで、根建が「順にやってったら恥ずかしくない?」と照れながらも番組の雰囲気を来場者たちに味わってもらう。配られた台本のうち2部のみ“金の佐古”が付属していたり、劇場のさまざまな場所に9体の“隠れ佐古”が貼られていたりと、元男子プロバスケットボール選手の佐古賢一が担当していた番組の“居抜きラジオ”という番組設定に則った茶目っ気がシューターの心をくすぐる。
この日、会場に現れたのは、ラジオネーム冬の鬼、アマチュアダックスフンド、パラダイス銀紙という3人のエースシューター。もう1人の参加者HUは「コミュニケーションが苦手」ということでオンライン配信を視聴する形で戦いを見届けた。もともと大喜利で名が知られている強者たちが集まってきたことに、文田は「面白くない人たちにエサをあげてたのに、鷹が来ちゃった」と不満げ。唯一、パラダイス銀紙がこの番組をきっかけに50歳にして初めてラジオへの投稿を始めたと明かすと根建が「いないって!」と驚き、ステージからかすかに見えたその風貌を「テレンス・リー」と表現した。
言い方やフリップの出し方で面白さに差が出ないよう、大喜利は全員事前に回答済み。誰の回答か伏せたままスクリーン上で発表していき、会場のウケ具合などでポイントが入る。最初のお題はおなじみの佐古の目撃情報。ドラッグストアでキレのある動きを見せ何も買わずに退店する佐古、楽器屋であくどい商売をしている佐古、代々伝わる祭りを台無しにしてその土地に農産物の不作をもたらした佐古など、詳細な説明に笑いが起こる。その後も佐古が現在担当している番組名、佐古が久しぶりに投稿したTwitterの内容といった佐古にまつわるお題を中心に展開されたが、番組の“神回”に登場したパーマ大佐から届いたお題も。VTRの中で妙に達者なしゃべりを繰り広げるパーマ大佐は、さりげなく自身の活動告知も交えて囲碁将棋をイラッとさせる。
先日披露されたばかりの番組オープニングテーマのタイトルがお題となった場面では、「ウヰナー」という回答に文田が反応。「お前『ヰ』好きだよな」とすぐに根建の回答だと見破った。このほかにも根建は車や野球を絡めた回答が多く、らしさ全開。一方の文田は、0点を取るたびに「ウケてた気するけどね?」「(回答が)1個目だからね」と強がってみせた。
大喜利尽くしで最後まで盛り上がったこのイベントは、HUの優勝で幕。2位が冬の鬼、3位がアマチュアダックスフンド、4位が構成作家の松原将貴氏、5位がパラダイス銀紙、6位が根建、7位が作家・立川ヒロナリ氏、8位が文田だった。松原氏が健闘するも、ワースト3を番組チームが独占してしまう結果に根建は「叩きのめされましたね」と負けを認め、文田は「いいんだけど、いいんだけど、悪意あるよね?」と不当な評価だといじけつつ「これは第2回やりたいね」と次回への意欲を見せていた。
優勝特典として、囲碁将棋は今後番組で優勝者のメールしか読まない回を作ることを約束。それも特に前置きはせず、選んだのがたまたまHUのメールばかりだった、という見せ方にするという。まれな回を聞き逃さないよう、GERAのアプリで「情熱スリーポイント」をフォローしておこう。
GERA「情熱スリーポイント」
毎週火曜20:00~
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裏本田・柴志朗(鈴木達也) @ssurahonda
「この日、会場に現れたのは、ラジオネーム冬の鬼、アマチュアダックスフンド、パラダイス銀紙という3人のエースシューター。」
【ライブレポート】囲碁将棋、エースシューターに叩きのめされる「情熱スリーポイント」一試合目(写真15枚) https://t.co/uuki9EeFxR