先月5月31日に発売された「母ちゃんのフラフープ」は、淳が昨年経験した母の死について綴ったノンフィクション。親との別れを心残りのあるものにしてほしくないという思いが込められている。イベントでは淳が書籍に関するトークを繰り広げ、“ロンドンブーツ3号”としても活動している
トーク中には、独り身になった父に淳が食器洗い機や高圧洗浄機を買ったという話題も。淳は「洗う前と後の写真がLINEで送られてきます。普通は『洗ってこんなきれいになりました!』っていう写真だけ送ると思うんですけど、ちゃんとビフォーアフターの写真を撮ってる。父のエンタメ精神が表れている」と笑いながら語っていた。
また淳は人の死について「死の話は悲しいイメージがあるかもしれないけど、それを遠ざけることは人間にとってプラスにはならないと思う。だから死の話をどんどんすればいい。死という言葉を使いたくなかったら『どう生きたいか』を語ればいい」と持論を展開。最後は「うちの母ちゃんはきっと、たくさんの人に本を手に取ってもらえて喜んでいると思います。本が好きだったから。この本をきっかけに家族や仲間と死のこと、未来のことを話していただきたい」と呼びかけた。
イベント後にはZoomでの取材会も行われ、淳が参加。「相方の亮さんや身内の方に本は渡しましたか?」という質問には「亮さんには渡してないです(笑)。 自分や奥さんの家族には渡しました。父ちゃんの『母ちゃんはこの本を読んで喜んでると思うよ。よく書き上げました』という言葉が一番うれしかったです」と回答する。また「母親からもっとも影響を受けた部分はどこだと思いますか?」という問いには、「『俺ってなんで人前に出て仕切ったりするのが好きなんだろう』って考えたときに、母ちゃんが団地の井戸端会議をいつも仕切って盛り上げているさまが浮かんだんです。子供の頃にその姿をカッコいいなと思っていて、それが自分の核にあるかもしれません」としみじみ話していた。
お笑いナタリー @owarai_natalie
【イベントレポート】ロンブー淳、自著イベントで死に対する持論を語る「死の話はどんどんすればいい」
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