「和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。」は雑誌「ダ・ヴィンチ」で2018年にスタートした和牛の連載をまとめ、書き下ろしも加えたエッセイ集。劇場にいる2人を撮影した写真も収録されている。イベントのMCは和牛の盟友で自身も昨年書籍「ショートショート小説集 電話をしてるふり」(ヨシモトブックス)を発売した
とは言っても和牛はBKBと同期で親しい間柄。BKBの唇がカサついていることをうれしそうにイジったあと、着席しても雑談ばかりでなかなか本題に入ろうとしない。BKBが「和牛、俺のこと好きすぎんねん」と照れながら書籍の話題に移ろうとするが、水田は「普通やって」とそっけなく返してやり取りを続ける。川西は「一緒に仕事したらうまくいかんよな(笑)」と噛み合わない状態も楽しんでいたが、「今日もあかんとこばっかり出てる」とスムーズにいかない原因は水田とBKBの親密さあると断言。BKBが「(水田と)仲良すぎて『一生なあなあでやっていこな』って楽屋とかで言ってた」と下積み時代にした水田との誓いを回想すると、「そんな約束すな、プロの芸人が!」と衝撃を受けていた。
BKBと水田は「ナーナーナナナ、俺たちなあなあ」という肩を組んで横に揺れる、当時のノリをこの場で披露。川西に「おもんなっ!」と冷めた目線を送られても、2人は「そのときはバイクとの絡みが表舞台に出ることはないと思ってたから」「『このノリは劇場とかで絶対せんとこな』って言ってた」と緩みっぱなしの表情で言い訳する。さらに水田は、まさかここでやるつもりはなかったといい、「BKBがなあなあの話したときに、こいつ出す気やん!と思ってドキドキした」と封印を解くようなジェスチャー。川西は「それにしてはお前も楽しそうにしてたよ」とツッコミを入れた。
BKBは「それくらい、俺たちは昔からやってきてる3人」と仕切り直し、やっと「和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。」の話へ。川西は「初めての書き物のお仕事やから、途中いろいろ経て変わってきていると思う」と1冊をまとめて読むことで文章の変化も味わえると語り、水田は「敬語じゃない言葉遣いで書くのは違和感があって、俺がそれをやると偉そうになる。人柄が出るからやと思う(笑)」と表現の仕方に工夫したことをなどを明かしていく。また、書籍のために書き下ろした川西の「漫才の話」には、漫才に取り組む上での気持ちが綴られており、水田は「『そやな、そやな』って思いながら読んだ」と共感した様子。BKBはケンカしながら朝までネタ作りに励んでいた、かつての2人の姿を振り返った。
イベントの様子は「シブツタChannel」で来週3月10日(水)までアーカイブ公開されている。
※動画は現在非公開です。
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お笑いナタリー @owarai_natalie
【イベントレポート】「一生なあなあで」和牛水田とBKBがかつてのノリ披露、川西「そんな約束すな」(写真13枚)
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