マヂラブ、NSC特別講義でぶっ飛びアドバイス連発「ジェットエンジン付ければ目立てる」

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本日1月17日、マヂカルラブリーがNSC(吉本総合芸能学院)現役生に向けた特別講義をオンラインで実施した。

マヂカルラブリー

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オンラインでの特別講義の様子。

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授業は、NSCの生徒からの質問にマヂカルラブリーが答えていく形式で進行。「独特なネタを貫き続けられた理由は?」と聞かれたマヂラブ野田は「実際はそっちのほうが楽だからやっていただけで、要は隙間産業。『勝てば官軍』という言葉があるけど、まさにそれで、勝ってしまえばあとは周りが『貫き続けた』とかいいように言ってくれる」と冷静に答える。村上も「独特なネタを作ろうと思ったわけじゃなくて、自分たちのやりたいことをやっていてこうなった」「しゃべくり漫才に挑戦したって無理なものは無理。挑戦しなくていいと思う」と自然体でいることの重要性を訴えた。

マヂカルラブリー

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「2年目までに月収30万円を目指したいのですが、どうすればいいですか?」という問いに野田は「2年目までに30万円ってすごく難しい、賞レースの決勝に進出しても届かないかも。優勝するしかない」、村上は「あとはネタ番組で一か八かのすごく変なネタをやって跳ねて、営業を回れるようになるか……。それくらいしか道はないと思う」と現実的にコメントする。そこからは「どうすれば目立てるか」という話題になり、村上は「空を飛ぶピン芸人だったらテレビに出られるかもしれない。ジェットエンジンを付けたら?」と提案。野田も「『M-1グランプリ』決勝の登場時に“せり上がり”よりも先に上に到達しちゃって、上空でホバリングしてたら絶対に面白い」と盛り上がっていた。

マヂカルラブリー村上

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続いて「本番前にはどんな食事をすればいいですか? もっともベストパフォーマンスを発揮できるメニューを教えてください」とアドバイスを求められると、村上は「なんでもいいよ!(笑)」と一蹴し、野田も「もうそのレベルまできてるの!? それって絶対にスベらないネタを見つけた人が『M-1』決勝直前とかに気にするやつだから! 究極の戦いのときのやつ!」とツッコむ。質問者の名字が「秦」だったことから野田は「名前を『ベストパフォーマンス秦』に変えたら?」と改名を推奨。さらに「どんなにネタがつまらなくてもパフォーマンスだけはベストっていう芸人。コンディションが最高であればそれでOK。ネタ終わりに健康診断の結果を発表するの。そんな奴見たことない」と細かい芸風まで妄想し、一同の笑いを誘った。

マヂカルラブリー野田

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名古屋校の生徒からは「東京や大阪と比べると僕らは同期が少ないんですけど、どういった形で切磋琢磨していくのがいいと思いますか?」という質問が。これに対して野田は「沖縄や福岡の人たちにも言えることなんだけど、東京や大阪に媚びないでほしい。各地方で生まれた笑いを見たいよね。各地方の“内輪”だけで面白いことを追求していったら、どんどん変になっていって“強烈内輪お笑い”みたいなものが生まれると思う」と持論を展開。村上が「大阪のコテコテ漫才、東京のシュールコントみたいなものが各地方から生まれたら楽しいよね。例えば名古屋のお笑いは道具を使いまくるとか」と語ると、野田も「『名古屋っぽいなー』って言われたら最高じゃん」と地方発のお笑い文化に期待を寄せる。さらに「これからいろんな人に出会うと思うんだけど、必ず1人くらい殺したい奴が出てくるから。これは全NSC生に告ぐ。殺したい奴が現れる。そいつを殺そうと思ってやるお笑いが切磋琢磨。お笑いの向上心で切磋琢磨しようとしてもなんの意味もない。殺したいときに出る笑いが一番の笑い」と強い言葉で生徒に主張した。

“ロケランリーゼント”となって現れたマヂカルラブリー野田(左)。

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最後は頭にTバックを被った男性生徒が出現し、「ライブでパチンコ『北斗無双』のモノマネをやったとき、闘気覚醒(演出の一種)をしなかったらあまりウケなかったんですけど、闘気覚醒したほうがよかったんでしょうか? なるべくリアルな確率にしたいので、あまり頻繁に闘気覚醒をしたくないのですが……」と奇天烈な質問を放つ。MCのゴヤやまじは「すみません、めちゃめちゃ変な奴を当ててしまいました!」と謝罪するが、野田は「これだよこれ!」と尖った生徒の出現に興奮。自身も頭にロケットランチャーの模型を乗せて「ロケランリーゼントじゃい!」と挨拶し、画面に向かって弾丸を放つ仕草をしてみせる。キャラから降りられなくなった野田は最後の締めコメントを求められた際も、ロケランリーゼントとして「やることは1つだけじゃい! 笑いのバズーカを放つだけじゃい!」と生徒に呼びかけた。

授業を終えたあとの囲み取材では、野田が「ベストパフォーマンス秦くんがネタ前の食事を気にする感じとかに時代の変化を感じてワクワクしました。ああいう奥底に眠るヤバさが面白い芸人が増えるかもしれませんね」とコメント。また「今度は永野さんの授業を受けてもらいたい。永野さんを見て『このままじゃ俺らダメだぞ』ってスイッチを入れてほしい」と語り、村上も「永野さんみたいな“本物の面白い人”を見て『こんな人とこれから戦うんかい』って1回心をボキボキに折られるといいかもね」と同意する。

マヂカルラブリー

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記者からは「今後の目標は?」という質問も。これに対して野田は「『キングオブコント』と『SASUKE』を獲る。あとは猫ネタ限定のお笑い賞レース『猫王(ニャオー)』」、村上は「大宮にタモンズという芸人がおりまして、みんなで『タモンズを押し上げる』という動きをしていきたい」と回答していた。

吉本興業は芸人養成所・NSCに加え、「パフォーミング」「クリエイティブ」「デジタルエンタテインメント」という3ジャンルを養成する「よしもとアカデミー」を4月に開設。NSCやよしもとアカデミーの詳細はオフィシャルサイトで確認を。

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