本日11月21日に
ゾフィーのコント「謝罪会見」に登場する腹話術人形ふくちゃんは、その乱暴でありながらも的確な物言いで人気を集め、近頃ではテレビに引っ張りだこの存在。今年5月に実施されたオンラインインタビュー「ふくちゃんの『俺は人形じゃねえ!』」でもそのキャラクターを発揮し、特に人生相談のコーナーが好評を博してこのたびイベント化された。ゾフィー上田はふくちゃんの専属マネージャーとして、サイトウはMCとして今回のイベントに参加。たびたびポンコツぶりが取り沙汰されるサイトウは、チャット欄のコメントを読むために用意されたPCの操作や漢字のルビが振られていない台本に四苦八苦しつつ、冒頭から元気と明るさだけは欠かさずに進行役を務めた。
寄せられた質問は、将来への不安、モチベーションを維持するにはどうしたらよいか、友人に裏切られた心の傷が長年癒えないこと、自分と他人と比べては劣等感を抱いてしまうことなど、簡単には扱えないものばかり。しかしふくちゃんは自身の中で積み重ねてきた引き出しから豊富な知識を取り出し、迷いのない回答で悩める投稿者たちを光の差すほうへ導いていく。口調は荒々しいものの、著名人の発言や文献を参考にした重みのあるアドバイスにサイトウは「なるほど」「確かに!」と納得させられっぱなし。一見、突飛なように思えるオリジナルの解消法も説明を聞けば理にかなっていて、チャット欄にはふくちゃんへの称賛があふれていった。
ときおり、上田の喉を心配するサイトウが水を勧める場面もあったが、影武者に努める上田を差し置いて先にサイトウがペットボトルに手を伸ばすとふくちゃんからたまらずツッコミが。「人生というバイクもヘルメットを被れ!」という、このイベントを総括する金言も飛び出したところで1時間以上にわたった相談コーナーは終了した。視聴者もお腹いっぱい、というところでゾフィーの質問コーナーも行われたが、ふくちゃんへの相談と比べてその質問内容のそっけなさにゾフィーの2人は「ふくちゃんのは重かったけど、俺らの浅すぎないか?」「俺らにはそんなに深いものを求めていない」と苦笑いする。それでも「コント村以外で一緒にユニットコントをやってみたい芸人は?」「コントで世界を目指すと言っているゾフィーが狙いを付けている国は?」「最近読んで面白かった本は?」といった質問に率直に答えていた。
エンディングでは、台本に書かれた締めの挨拶を任されたサイトウがいきなり噛んでしまうお約束のような一幕も。サイトウは上田に台本を没収され、イベントタイトルの「チェだぜ!!」の部分のみしっかりと叫んで笑顔で幕を下ろした。なおこの様子は11月29日(日)23時59分までアーカイブで楽しめる。チケットはライブナタリーのオフィシャルサイトで販売中。ふくちゃんが生き生きとしゃべり尽くす姿を確認してみては。
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【ライブレポート】ふくちゃんの金言続々「人生というバイクもヘルメットを被れ!」浅めの質問にゾフィーも回答(写真23枚) https://t.co/LpDk7rSYBZ