働く大人が日頃感じるイライラやあるあるを、ゲストとのコントやトークにして笑い飛ばそうという「東京03の好きにさせるかッ!」。今月10月は「新作ラジオコント台本持ち込み月間」と題し、若手芸人たちが番組のために書き下ろしたコントを携えて収録に参加している。最終週の今回はGAGがコント「飲みの誘い」を持ち込み。仲のいい同僚たちが喫煙所でしゃべっているところにノリの合わない上司がやって来て、飲みに誘われてしまうのではないかと彼らの間に緊張が走る。
コント後のトークでは、いいネタだと東京03にべた褒めされた福井が「東京03さんとご一緒できるなんて夢のまた夢」と夢心地を味わい、そんな様子に「こんなうれしそうな福井くん16年間で初めて見ました(笑)」と宮戸。坂本も「(コント中に)一生分『坂本』って呼んでもらった」と笑顔を見せ、GAGはこの場、この6人でしかできないコントを「宝物」と噛み締めた。また収録日が「キングオブコント2020」決勝の直後だったことから同大会の話題に。GAGはネタのチョイスに対する後悔の念を口にし始め、福井は「やはり王道で行ったほうがいいんでしょうか?」と宮戸いわく「打ち上げの終盤のような相談」を“王者”に持ちかける。すると飯塚が笑いながら「自分たちが面白いことをやって、それで優勝できたら理想」と返すなど福井に誘われるがまま熱いお笑い論を展開してしまう場面も。「優勝するまで(キングオブコントに)出続ける」というGAGは「今日が優勝への第一歩。力になりました」と東京03の言葉を励みに来年の大会を見据えた。
収録後に改めて話を聞くと、福井はオファーをもらってからかなりの時間を費やして台本執筆に取り組んできたと告白。「一生忘れられない日。台本より面白くなることがあるんだって、魔法をかけていただいているような気持ちでした」と胸をときめかせる。飯塚の「ここまでちゃんと6人全員が生きてるネタってなかなかない。3人でやっても1人死ぬときあるのに。最高傑作じゃないですか?」という言葉を聞くと「うれしすぎる……」と絶句。「すべての苦労が吹き飛びました!」と喜んだ。
豊本は「細かいところにGAGっぽいフレーズも入っていてすごく面白かった」とセリフ1つひとつの言い回しにもGAGらしさを感じた様子。また「宮戸くんと女装の話もできてよかった」とトリオで女装を担当することが多い者同士の会話も楽しめたようだった。角田は「(GAGがキングオブコントで披露した)中島美嘉のリベンジができたんじゃないかなと。ここで優勝できたんじゃない?」と優勝と同等の価値があったと3人を労う。坂本は「ラジオコント自体が初めての経験だったんですが、完成したコントを聞いて声だけで『うめえ!』って思いました。僕らもこうなりたい」と東京03へ憧れの眼差しを送り、「このあと『1枚写真とかいいっすか?』ってお願いしようかなと思ってます!」と宣言。実際に取材のあと東京03との記念撮影を果たしてうれしそうだった。
なお
東京03の好きにさせるかッ!
NHKラジオ第1 2020年11月19日(木)20:05~20:55
<出演者>
東京03
ゲスト:GAG
※プロ野球中継のため、記事初出時より放送日時が変更になりました。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
飯塚「ここまでちゃんと6人全員が生きてるネタってなかなかない。3人でやっても1人死ぬときあるのに。最高傑作じゃないですか?」/GAGが東京03とラジオコント、「最高傑作」の言葉に福井「うれしすぎる…」 - お笑いナタリー https://t.co/nXkOTJZg29