本日7月12日に「第41回ABCお笑いグランプリ」決勝で
ファーストステージでは田舎暮らしをテーマにした漫才を、ファイナルステージでは次々と別のキャラが現れるコントを披露したコウテイ。審査員7名による採点の結果、700点満点中654点のオズワルド、635点のフタリシズカを上回る666点を獲得し、トロフィーと優勝賞金100万円のほか、副賞としてカーポートマルゼンのタイヤを獲得した。
下田真生と九条ジョーによるコウテイは昨年に続く「ABCお笑いグランプリ」決勝進出で、今年の優勝は感激ひとしおの様子。下田は「マジ気持ちいい。ほんまにうれしかったです。まず家族の顔がよぎって、次に兄弟たちがよぎって。はよ報告したいなと思いましたね」と喜びを爆発させ、九条も「超気持ちいい。相方と300回以上はケンカして『解散しようや』と何十回も何百回も話し合って。でも、ほかの人とコンビ組んで舞台で一切ウケなくて、こいつとじゃないとダメというのが、やっとこの場で証明できたのがうれしいですね。時間はかかったんですけど、下田と組んでよかったなと。本当に賞が獲れてよかったです」と噛みしめた。
賞金100万円の使い道については、下田が「オールギャンブル! 競馬、パチンコにぶち込みます」と宣言。九条は「僕は2年前にアゴの手術をしたんですが、アキナの山名さんとミキの亜生さんにお金を貸していただいたんです。その手術がきっかけで仕事が増えていって。そのお金をすぐお返しして、あと僕はお母さん1人の片親でずっと迷惑かけてきたので、ちょっとでも振り込めたらなと思います」と涙声で語りつつ、「本当は庭にメリーゴーランドを……」とも話した。
コロナ禍での開催とあって今年の決勝の観客は2カ所に分かれて100名ほど。その環境にも九条は「Aブロックを見たときに笑っていただけていて不安はなかったです」と述べる。さらに「僕らは芸歴8年目。ずっと悔しい思いをしてましたが、笑い飯の西田さん、とろサーモンの久保田さんとか、いろんな先輩方が『絶対、面白いから』とおっしゃってくださったので、それだけを糧にがんばってこられました。だから先輩方に結果として返せたので、感謝は伝えたい」と述べ、下田も「去年エンペラーが優勝したときも、悔しかったし。みんなそうやと思うんで、賞を獲って一安心とか言えないですね。そして、よっしゃ、また次走り出そうと」と気を引き締めた。
今年の「M-1グランプリ」について聞かれると九条は「賞を獲る前から、ミルクボーイさんとか霜降り明星さんが(よしもと)漫才劇場でネタをかけてかけて、どんどん面白くなっていくのをずっと見てきたので、それぐらい努力しないといけない賞だと思ってます。だから、もっとこれからも2人が面白いと思うものだけで行きたいと思います」と意欲を見せる。下田も「今年は全部捨てて『ABCお笑いグランプリ』だけに焦点を絞ってやってきたので、次は『M-1』や『キングオブコント』と目標を立てて、まっすぐの道を走りきれたらいいなと思います」と力強く語った。
なお「第41回ABCお笑いグランプリ」はABCテレビでの放送だけでなくABEMAでも生配信され、全国の視聴者がもっともインパクトを受けたと思う芸人に投票する企画「ABEMA賞」を用意。集計の結果フタリシズカが「ABEMA賞」に輝き、彼らには「ABEMA冠番組 出演権」が贈られる。
関連する特集・インタビュー
関連記事
遺族 @9_9_9_9_9_
コウテイ「第41回ABCお笑いグランプリ」優勝に喜び爆発「こいつとじゃないとダメと証明できた」(会見レポート / 写真20枚) https://t.co/HKfyXMFf0o
エーン😭