麒麟川島、アンガ田中、ハライチ岩井が佐久間Pの実験的企画でたっぷり大喜利

昨日7月5日、9日間にわたった「テレ東無観客フェス2020」の最後を飾るイベント「佐久間宜行スペシャル企画『クズか、宝か？ ～見えない企画を試してみる会～』」が東京・MixaliveTOKYO（ミクサライブ東京）から無観客で生配信され、麒麟・川島、アンガールズ田中、ハライチ岩井が佐久間宣行プロデューサーの用意した未知数の企画に挑戦した。

このイベントでは佐久間Pが頭の中にストックしている企画を実験的に試し、果たして成立するのか検証。事実の一部を切り取って執筆しているネットニュース記者に悪口を言う「お前の仕事はしょうもねぇ」、“クソリプ”を送ったことのない3人がお題となるタレントにもし“クソリプ”を送るなら？を考える「初めてのクソリプ」、あるグループの中で指定された人数だけに当てはまるであろうアンケートを作る「EXILEで2人！超限定アンケートを考えよう」、「あの人が言っていたら嫌だな」という発言を想像で発表する「捏造！あの人のがっかり発言」といった9つの企画が用意された。

チケットの売れ行きは好調で、約4500人が視聴。ステージに現れた川島は「売れた枚数聞いて袖で震えてましたよ！ 密室で、ジメジメしたライブをやれると思ってた」と述べ、岩井は「4500人入る会場だったら絶対やらない企画ですもんね」と冷静に分析する。ピンスポットを浴びた佐久間Pが視聴者に語りかけタイトルコールした冒頭の場面を振り返り、田中が「何あのダサいオープニング！（笑）」と茶々を入れると佐久間Pは「200人のお客さんが失笑するくらいの演出のつもりだったの！」と弁解。4人は予想をはるかに超える人数が視聴していることにうっすらと緊張をにじませながらイベントをスタートさせる。

佐久間Pと各芸人のこれまでの仕事を未公開の映像も交えながら回想したあと、まずは「鬼越トマホークに気づかれる前に…」を行うことに。これはケンカ仲裁芸でおなじみの鬼越トマホークに自身の弱みを指摘されて傷つく前に、自ら白状してしまおうという企画。それぞれ芸能界での自分のポジションやコンビの状況について他人から思われているだろうことをフリップにしたため、しっかりと笑いを取りながらも「すごい感情になる」「けっこう（心が）削られる」と苦しい表情を浮かべた。

また「D-LEAGUE」と題した企画では、今まで出会った“ダメな人”にスポットを当て、彼らが過去、芸人たちに言い放った“ダメな発言”の強さを競わせ1位を決定。1回戦は「ダメなディレクター」をお題に、それぞれが経験談と一緒に回答を披露する。田中は「自分のカンペにしか笑わない人っていますよね。ほかにもいっぱいボケてるのに、その人が出したカンペを読んだら、責任をとってなのかわからないけど爆裂に笑う！」とテレビ収録あるあるも語って笑いを誘った。

3人の大喜利やバラエティの裏話がたっぷりと展開された1時間45分。岩井が最後に「こういう、見たくない人は見られない場所で『腐り芸人セラピー』とかやりたい」と期待を明かすと、佐久間Pは「『ゴッドタン』や『キングちゃん』でやってる企画のもう1段階コア版を有料でやると、もっと自由にできるかもしれない」と応じ、「第2回があるかどうかはわからないけど、またあったら遊びに来ていただきたい」とハードな企画にチャレンジしてくれた芸人たちに感謝した。

なおテレビ東京は「テレ東無観客フェス2020」に続く「試すテレ東祭」のイベントとして、声優と芸人によるライブバラエティ「イケボライブ!!～夜のガヤどり～」を7月13日（月）から17日（金）に生配信で開催予定。チケットは明日7月7日（火）12時から各公演終了まで購入できる。