「『関西演劇祭』お前ら、芝居たろか!」でベスト脚本賞、ベスト演出賞、アクター賞、観客賞を受賞した作品「ほなさいなら」を今年3月、東京で上演する予定だった劇団コケコッコー。公演は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったが、外出自粛が余儀なくされる中でも何かできないかと始動させるのがこのラジオドラマだ。
野村書き下ろしの新作「あっかんべー」は、子供の頃から嘘がつけない性格でまっすぐに生きようとするヒロインの人生を葛藤と共に描く。“連続ラジオ小説”と銘打ち、劇団のYouTubeチャンネルで毎日“夜8時”から15分間、本家朝ドラに準じて半年にわたって配信する予定。世の中が落ち着いた際に、実写版を劇場でパフォーマンスする。
集まった支援金はラジオドラマと舞台版の制作費や機材費、劇団を継続させるための資金として活用。野村は「皆さんの日常に、少しでも楽しみになってもらえる作品作りを心がけて挑みます。近い将来、劇場でお会いできますように」とコメントしている。クラウドファンディングのサイトはこのあと20時にオープン。
令和喜多みな実・野村 コメント
劇団「コケコッコー」主宰 野村尚平です。13年間、上方で漫才を続けて参りました。劇団を立ち上げ、新作落語をし、バンドもします。そのどれもが「舞台」「観客」があって成り立つものです。周知の通り、自粛が続いております。我々のような演者だけでなく、チームとして一緒に戦って下さった家族のようなスタッフも3カ月近く仕事がない状態です。生活を続けていく不安は皆さんと同じくあります。ですがそれを上回る「こんな時でも作品を作りたい」気持ちが日増しに強くなっております。
この度、新作をお届けします。「連続ラジオ小説」と題したラジオドラマを劇団コケコッコーYouTubeチャンネルにて平日夜8時に放映、期間は半年間ととんでもない企画です。多分、やつれます。
緊急事態宣言が解除されてもなお、かつての舞台を取り戻すまで沢山の時間が必要になると思います。そんな皆さんの日常に、少しでも楽しみになってもらえる作品作りを心がけて挑みます。近い将来、劇場でお会いできますように。
ご支援、宜しくお願い致します。
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劇団コケコッコーが半年にわたる“連続ラジオ小説”展開、舞台化へ向け支援募集(コメントあり)
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