「自宅からもっとも笑いを取れる芸人は誰なのか!?」をテーマに繰り広げられるお笑いバトル「家-1グランプリ」は、Twitterへ投稿した“自宅芸”動画で多くのユーザーの反応を集めた芸人と、大会推薦枠で選ばれた芸人、計20組が自宅で芸を披露し競うもの。予選ラウンドAブロックでは
川原はUFOキャッチャーや海原やすよ ともこの写真、巨大なスケッチブック、岸部四郎の若い頃のポスターなど、自宅に置いてあるものを使って独特な世界観を見せつけ、決勝ラウンドでも視聴者の心を鷲掴みに。ネタやドラマのセリフの練習で普段から大家に目をつけられているにもかかわらず割り切って大声でモノマネを繰り広げたせいやとの接戦を演じ、雨上がり決死隊・蛍原、ケンドーコバヤシ、朝日奈央の3名の審査員票との合計で1点差をつけ優勝を勝ち取った。
その後、ビデオ会議ツール・Zoomを使った取材会が開かれ、川原は「みんな大変な時期なので少しでも笑いを提供できたと思ったらうれしいです」とコメント。ネタにしたやすともと岸部四郎には事前に断りを入れていたそうで、彼らに喜びを伝えたいと話した。惜しくも敗れたせいやは「劇場時代からずっとすごい先輩やったんで、戦えてうれしかった」と清々しく川原の優勝を称える。1本目の「ライバルに衣装を隠された歌舞伎役者」から一転、2本目では伝わりにくいコントを演じて司会の今田耕司らからネタ選びのミスを指摘されていた守谷は「視聴者投票では勝ち上がらへんと思っていた。好きなネタを楽しくやらせていただけたので大満足」と笑顔で語りつつ、「彼女の言う通りでしたね(笑)」と、2本目のネタを嫌がっていた同居している彼女の予見に従うべきだったと反省も。
この「家-1」のために新作ゲーム「リングフィットアドベンチャーいらず」を作成した野田は、「視聴者投票が偏りもなく、ガチで審査している感じがよかった」と冷静に振り返る。やすともや岸部四郎、チャーリー浜などをネタに組み込んだ川原、せいやのハートの強さを学びたいと述べ、「次はチャーリーさんの動線に物を置かないゲームを作りたい」と意欲を見せた。吉松ゴリラは「そもそも決勝に出られるとは思っていなくて、うれしかった。みなさんのボケの1つひとつが本当に面白くて、見ている側としても楽しませていただいた」と率直な感想を吐露し、家の中でシャンプーする「風呂上がり濡れ彦」というネタだったが実際はシャンプーがなくボディソープを代用していたと告白。前歯の差し歯がなくなり消しゴムを詰めている彼が「普段は“前歯消しゴムあるある”をやっています」と述べると全員から「なんやそれ!」「誰が共感すんねん」とツッコまれていた。
家から参戦するという、この一風変わった賞レースの手応えを尋ねると、野田は「キングオブコントとか、ほかの大会もこうなるんじゃないか。全部の賞レースの始まりみたいな感じだと思った」と話し、「そうなってくるとネットの回線が大事。ミキの亜生に関しては絶対ダメだろうなと思った」と不具合でフリーズしてしまったミキ亜生の例を引き合いに出してみせ、せいやは「家なので、掃除せなあかん。『お笑いやるために掃除してるこの時間ってなんやねん?』って思いました(笑)」と準備中におかしな感覚になったと回想。「自由になんでもしてもいいからありがたい」と問題なく戦えたと語った川原は獲得した冠番組で“スポーツエロ番組”をやりたいといい、「オフサイドギリギリのところでやらしいことをする。岸部四郎さんとせっかくなので決勝メンバーに出てもらおうかな。守谷以外」と同期の守谷をイジりつつ期待した。ちなみに現在、家賃月額24万円の家に住んでいることも番組内で明かしていた。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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