くっきー!はザコシの強さについて「一発一発が重いし、時間を空けずに(攻撃を)打ち続けられる。一緒の空間にいるのは好きですけど、戦いたくない相手ですね」と分析。「ほかのシーズンは『こんなボケしてるんや』とか『このツッコミ上手』とか芸人目線で見ちゃうんですけど、ザコシショウの回はただただ純粋に楽しんじゃいますね。酒のええおつまみになるんです(笑)」とファンであることを明かす。
一方、くっきー!とは「(舞台の)袖にいる芸人を笑わせるのは強くて、お客さんにはスベり慣れてる」という点でシンパシーを感じつつも「僕とはやってるベクトルが違う」というザコシ。「僕は防御が強いって言われるんですけど、我慢できているのは想定内のボケなんです」と明かし、「(TKO)木下さんをぶっ叩いてたやつ。あれやられてたらすぐ笑ってた(笑)」とお気に入りのくっきーのボケを挙げた。
2人はかつて大阪にあった吉本興業の劇場・心斎橋筋2丁目劇場で切磋琢磨していた仲。同劇場のライブで負け、素人同然の扱いとなってしまったくっきー!が芸人の世界から身を引こうとしたとき、引き止めたのはザコシとケンドーコバヤシだった。ザコシは「芸人やめてAV男優になるっていうから説得しに行ったんです。『俺らが見たいからやってや、あのネタ』って」と振り返り、その3人が「ドキュメンタル」で活躍できていることを感慨深げに語る。また、シーズン5で共演した同期のたむらけんじについて「あんまり好きじゃなかったんですけど(笑)、誤解していたというか。僕がボケたらいちいちツッコんでくれるし、いい奴だなと思いました。ちょっと好きになりましたよ」と見直したことを照れながら告白した。
「ドキュメンタル」は芸人にとってどんな場か尋ねると、「“芸人ふるいザル”みたいな。いらんもんは落ちていって、いいもんだけ残されていくというか、より純度の高い芸人が選ばれていくところ」とくっきー!。ザコシは「本当に面白いものを追求した番組。客層に合ったものを提供できる芸人もいるけど、純粋なボケの面白さだったら芸人を笑わせる芸人のほうが強いのかな」と語った。
野性爆弾のほかの記事
関連商品
森(業務表示) @higesorimake
お笑いはBlu-rayの時代
https://t.co/xZsZKC0tGX