昨日8月30日に東京・赤坂BLITZにて「キングオブコント2010」の準決勝2日目が行われた。
MCは前日に引き続きあべこうじ。会場の雰囲気を暖めるように、独特の軽やかな話しぶりで終始観客をリラックスさせていた。
この日出場した33組のネタは下記の通り。
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二言目にはギャグを放つコンビニ店長にバイトの面接を受ける男。コンビニ店長は笑いに過度な自信を持っている様子で、男は次第にイライラがつのりはじめる。
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なにやら深刻な表情を浮かべている3人の友人たち。そのうちの1人が実は宇宙人で、自分の星に帰るのだという。観客を引き込むストーリー展開と個性的なキャラクターが調和したコントで会場が大きな笑いに包まれた。
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常連の喫茶店で彼女を待ちわびる男性客と店のマスター。はじめての会話で徐々に明るみになっていくマスターの人物像に男性客は驚きと戸惑いを隠せない。
●カリカ
ある国では、岩に刺さった伝説の剣を抜くことができれば魔王を倒し姫と結婚できるという言い伝えがあった。ある日、その伝説の剣を抜くことができたと喜ぶ男のもとにさっそく姫が現れるが、男の想像を絶するルックスで……。男の心の叫びと正直な行動に笑いを禁じえない客が続出。
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取引先の社長を接待する2人のサラリーマン。カラオケを用意し、あらん限りの力で合いの手を入れてもてなそうとする。キャラクターを活かしたインジョンらしいボケが次々に飛び出し会場を沸かせた。
●ポラロイドマガジン
文化祭の出し物を決めるホームルームを舞台にしたコント。生徒役の2人がそれぞれ1人何役も受け持つという独自のスタイルを見せた。2008年結成のトリオだが、活動歴の短さを感じさせることなく多くの笑いを集めていた。
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優秀な生徒が落ち込んでいるところに、成績は悪いが自信満々な生徒がやってきた。さらにそこに教師が加わって3人で議論を交わすが……。教師がダメ生徒の暴言を見事に切り返すさまが観客に見事にハマった。
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飲み屋で後輩を相手に会社の愚痴を言い出す先輩。流行りの横文字をめぐって攻防が繰り広げられた。
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「素直になれないコント」と題して、東京に嫁に行く娘と意地っ張りな父親を熱演。朝ドラのように爽やかな展開を見せた。
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人質をとって身代金を要求する男と、なんとか説得を試みる刑事。ところが、そんな緊急事態の最中にある事件が勃発。思わぬストーリー展開と2人の演技力に会場が笑いであふれた。
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コミュニケーションが下手な生徒のいるクラスに、そんな彼とある共通点を持った転入生がやってきた。2人が言葉を交わすたびに大きく会場が沸いた。
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ジャンケンの道場で修行を積む先生と弟子。次々に繰り出すジャンケンの新技やテクニックで観客を2人の世界に引き込んでいった。
●ななめ45゜
エアコンの故障からまさかのメロドラマに発展。家電を使った見事なセリフまわしで観客をひきつけた。
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デートの集合場所で待つ1人の男。ところが彼女は現れず、その代わりに別の人物がやってきて……。卓越した演技力を武器に、舞台を大きく活用して笑いを誘った。
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失礼なことを教える教室にやってきた男。先生はありとあらゆる角度から失礼な行為を連発する。
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宝くじが当たって喜ぶ妻。そこに夫が帰宅すると、妻はある行動に出る。戸惑う夫だが、そこにはさらに意外な展開が待ち受けており……。
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はじめて「猫カフェ」に来店した1人の客。要領を得ない猫カフェ店員の接客と、それを戸惑いながらも受け入れる客のやりとりに会場は大いに沸いた。
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健康飲料を警察官に販売に来た“ヨクルト”のおばさん。よくある光景が一転、とんでもない事件に巻き込まれ、ヨクルトのおばさんのハードボイルドな一面が明らかに。
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2人組の強盗が突如仲間割れをはじめる。オチまで綺麗に組み立てられたストーリー展開に会場も大きく盛り上がった。
●シャカ
受験を控えた夏休みの進学塾。熱血教師の指導が途中から思わぬ方向に逸れていく。
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携帯電話で身代金を要求する誘拐犯と人質の子ども。隣で余計なことばかり言う子どもと、その子どもに振り回される犯人の絶妙な言葉の応酬で会場が揺れるほどの大きな笑いに包まれた。
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好きな人がいると相談を持ちかける男と話を聞く友人。当初は恋愛関係には自信満々のそぶりを見せる友人だったが、話が進むにつれて雲行きが怪しくなり……。
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左肩を脱臼骨折した杉山が自宅療養中のため不在の我が家。野球部の部員と監督が怪我で入院した生徒・杉山に手紙を書く。現実とのリンクを活かして見事なコントに仕上げた。
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あるコンビニに強盗が入るというシンプルなストーリーと見せかけて、それだけでは終わらない意外な展開を用意。
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佐藤演じる女性のコンパ相手はまさかの職業。次々登場するその職業の関連グッズや一気コールに会場は爆笑。
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ナレーションベースで進むコントを展開。舞台、音響、照明を使えるコントの特性を活かした。
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コンビニを舞台にほとんどセリフがないコントを披露。音楽を活用した斬新な作りで会場を沸かせた。
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ある絵本を拾った少年が想像を膨らませながらページをめくる。ほどなくして少年のもとに妖精が現れるが、なにやら不満を持っている様子だ。妖精の言い分に耳を傾けると意外な事実が判明する。
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鳥をつかまえるために森にでかけようとする男。森を調べるために電話を使うが、電話の相手がことごとくおかしな人物ばかり。ようやくたどり着いた森で待ち受けていたのは……。野爆ワールドは賞レースでも勢い衰えず。ほかのどのコンビとも違う笑いを引き起こした。この日唯一の4分オーバー。
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女子バレー部の控え選手2人。仲良しコントの多いアームストロングならではの女子同士の会話が繰り広げられた。
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手術を嫌がる少年のもとにプロ野球選手がお見舞いにやってきた。「ホームランを打って」とお願いする少年にプロ野球選手が出した提案とは。
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とにかく金にがめつい少年が親戚のおじさんに法外なお年玉を要求するコント。切羽詰まった少年の表情や動き、セリフまわしに会場も爆笑。
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ベテラン催眠術師とその弟子。早く催眠術を覚えたい調子のいい弟子と覚えて欲しくない師匠の大人気ないやりとりが大きく会場を沸かし、2日間にわたる準決勝をきれいに締めくくった。
なお、決勝進出者は本日8月31日に発表される。お笑いナタリーでは、会見の模様と合わせて後ほどレポートする。
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お笑いナタリー @owarai_natalie
「キングオブコント2010」準決勝2日目レポート http://natalie.mu/owarai/news/36909