「山里亮太の1024」は山里のモノローグで描かれるコメディで、家城啓之が構成と演出を担当。舞台美術や映像、照明をふんだんに生かした妄想劇が約2時間半にわたって繰り広げられた。
山里が演じたのは40歳の「里山亮太」なる人物。「人生は分岐点の連続だ。1回でも違う選択をしていたら人生は変わっていたかもしれない」と、里山がこれまでの歩みを振り返るところから物語が始まる。15歳、22歳、30歳と、人生の岐路に立つたびにそれぞれの道に進んだ自身の姿を妄想する里山。好きな子とのデートやスクールカーストの一軍に入ったときの振る舞い、エリートビジネスマンになった自分などを、ときに毒舌や暴言も交えながら楽しげに描いていくが、やがて年齢を重ねていったときに大きな心境の変化が訪れる。
妄想の中には山里が実際に体験し、のちにメディアで語ってきた出来事も入り交じり、古くからのファンを沸かせたほか、舞台周辺でのハプニングを山里がとっさのアドリブで笑いに変える場面も。テレビやラジオなどあらゆる場所で活躍を続け、結婚生活を歩み始めた山里だからこそ描けた「選ばなかった人生」の妄想劇がエンディングを迎えると、カーテンコールでは拍手が鳴り止まず、スタンディングオベーションまで巻き起こった。
「山里亮太の1024」は2月9日(日)まで行われ、当日券は開演の1時間前より販売される。当日券に関する問い合わせは本多劇場まで。
山里亮太の1024
日時:
2020年2月5日(水)19:00開演
2020年2月6日(木)19:00開演
2020年2月7日(金)19:00開演
2020年2月8日(土)12:00開演 / 16:00開演
2020年2月9日(日)13:00開演 / 17:00開演
※開場は開演の30分前。当日券は開演の1時間前より販売。
料金:6500円
会場:東京・本多劇場
構成・演出:家城啓之
<出演者>
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山里 亮太 @YAMA414
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