西野が指揮を執り、30名以上のクリエイターと分業して2016年に発表した「えんとつ町のプぺル」は42万部を超えるヒット作。「光る絵本展」と題した展示は国内のほかパリ・エッフェル塔でも開催され、西野の故郷である兵庫・川西市では「えんとつ町のプペル美術館」の建設が進んでいる。
アニメーションを手がけるのは、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などで知られるSTUDIO4℃。このたび本編キャラクターデザインを担当する
キングコング西野 コメント
2011年頃、まず最初に「えんとつ町のプペル」という物語を書いたのですが、そのときから映画化を考えていました。実は全10章というとても長い物語で、誰も知らない作品をいきなり映画で公開しても、映画館に足を運んでもらうことがあまり想像できなくて、まずは3~5章だけを絵本として出版して、皆さんに知っていただいた上で全章を映画化しよう、という順番ですね。とても長い物語ですが、映画では絵本に描かれていないすべてを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います。「打倒ディズニー」といろんなところで言ってはいますが、僕はディズニーが大好きで、夢を見させてくれるし、一番リスペクトしていて。だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたいなという思いがあります。作品の中でキャラクターたちに「諦めるな」や「夢は叶う」ということを言わせているので、その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています。ようやく思い描いていた映画が、来年のクリスマスに公開になりますので、ぜひ遊びにいらしてください。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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