12月1日(日)に大阪・大阪城ホールにて開催され、12月21日(土)にMBS・TBS系列で放送される「サントリー1万人の第九」に
1983年にスタートした「1万人の第九」は、ベートーヴェンの「交響曲第9番」を1万人が合唱するコンサート。1999年から総監督および指揮を佐渡裕が務め続けている。粗品が担当する“詩の朗読”は、第4楽章で合唱されるシラーの詩「歓喜に寄せて」を翻訳した「よろこびのうた」を1万人の前で読み上げるというもの。2013年に始まり、仲間由紀恵、井川遥、栗山千明、佐々木蔵之介、小栗旬といった面々がこの大役を担ってきた。
もともと「1万人の第九」の熱心な視聴者だったという粗品は、とあるインタビューで出てみたい番組を聞かれた際に「1万人の第九」と回答。この記事を偶然見つけた佐渡裕が、粗品に朗読ゲストのオファーを出したのだという。これについて粗品は「とても光栄で楽しみです。ただ長い歴史を誇る『1万人の第九』を台無しにしてはいけないというプレッシャーもあります。過去の朗読の映像を見させていただきまして、誰かが噛んでたらいいなと思ったんですが皆さん完璧にこなされていたので、だいぶハードルは上がっていて不安です」と苦笑いでコメントした。
自身の顔を「スプーンに映った小栗旬」と表現してきた粗品は「僕も小栗さんくらいカッコよくできたらいいなと思って、実際の映像を見たんですけど、小栗さんの朗読がエグすぎて……。鳥肌立つくらい完璧でした」と戦々恐々。さらに「小栗さんの朗読が終わった瞬間にスポットライトが消えて、一瞬パソコン画面が真っ暗になったんですけど、そこに反射して映った僕の顔……全然、小栗旬じゃなかったです」と弱気な発言を放った。
一方で彼は“自分なりの朗読”に意欲的で、「今までの方々は静寂の中で心を打つような朗読をしていてめっちゃカッコよかったんですけど、僕がずっと静寂の中にいてもスベってるだけって感じで耐えられない(笑)。佐渡さんのお許しがあれば、芸人らしく少しふざけたいです」と語る。一方で記者から「せいやさんを横に置くことは考えていますか」と聞かれると、「横にはいらないです!」と即答していた。
また「今回の仕事を芸人仲間に自慢するとしたら誰にしたいですか?」という問いに、粗品は「(コロコロチキチキペッパーズ)ナダルですかね。あいつも声に自信があると思うのでナレーションや朗読の仕事はやりたいはずなんですけど『お前には無理やぞ』『ちゃんとした芸人の仕事やぞ』と言わなければならない」と回答。さらに「ナダルが朗読したら6000人が帰ります」と付け加えて笑いを誘っていた。
「1万人の第九」のトークコーナーには、粗品に加えせいやも参加する。彼は「自分の中でMAXの“品”を出した笑いにしたいですね。ガヤガヤするお笑いもあると思うんですけど、それよりも現場の空気を楽しんで、世界観に入っていけるようにしたい」「当日、粗品は芸人というより音楽の好きな青年みたいな感じになるのかなと思います。だから僕も、いい意味で引きに回るというか、茶化さないように耐えます(笑)」とのコメントを寄せた。
なお合唱には朝日奈央、野嶋紗己子MBSアナウンサー、吉本新喜劇のレイチェルと松浦景子も参加する。
サントリー1万人の第九
日時:2019年12月1日(日)14:00開場 15:00開演
会場:大阪・大阪城ホール
<出演者>
ゲスト:東儀秀樹 / 山崎まさよし / 松室政哉 ほか
トークゲスト:
朗読ゲスト:霜降り明星・粗品
テレビ放送
MBS・TBS系 2019年12月21日(土)16:00~16:54
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