雨上がり決死隊宮迫とロンブー亮が謝罪会見、「嘘をついてることは一つもない」

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雨上がり決死隊・宮迫が本日7月20日、ロンドンブーツ1号2号・田村亮と共に都内のイベントスペースで謝罪会見を開いた。

謝罪会見を開いた雨上がり決死隊・宮迫(左)とロンドンブーツ1号2号・田村亮(右)。

謝罪会見を開いた雨上がり決死隊・宮迫(左)とロンドンブーツ1号2号・田村亮(右)。

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宮迫と亮は6月、週刊誌で“反社会的勢力”の主催する会合に出席していたことを報じられ、所属事務所だった吉本興業が彼らを謹慎処分とすることを発表。その後、当初否定していた金銭の授受が明らかになり、宮迫は昨日7月19日付けで吉本興業と契約解消に至っている。また、宮迫は昨日発売の週刊誌で窃盗罪に問われた人物らと飲食店で同席したとされる内容と写真が報じられていた。

頭を下げる雨上がり決死隊・宮迫(左)とロンドンブーツ1号2号・田村亮(右)。

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報道陣の前に姿を現した宮迫は、今回の会見が自分たち主導の“手作り”な場であるため不手際が多いことを陳謝。そして「何よりも詐欺の被害に遭われた被害者の方々、そのご家族、親族の方々にとんでもない不快な思いをさせてしまったこと、本当に申し訳ありませんでした。そして我々を応援してくださっている方々、取返しのつかない迷惑をかけてしまっている関係者の方々、そして不快な気持ちにさせてしまっているすべての皆様にも、本当に申し訳ございませんでした」と重ねて謝罪した。続いて亮も「詐欺被害に遭われた方々、そしてその親族の方々、友人の方々、本当に不快な気持ち、嫌な気持ちにさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。僕の弱い部分のせいで、人としてダメなせいで、虚偽の説明をしてしまい、その行動、言動によって、不快な気持ち、不信感を抱かせてしまった方々、すべての皆様、本当に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げ、2人は質疑応答のため着席した。

まずは「FRIDAY」で最初に報じられた“反社会的勢力”のパーティに出席した件について質問があり、宮迫は「もらっていてもお車代程度。じゃあ大丈夫やろ」という最初の誤った判断から嘘を重ねてしまったと説明。先に解雇されたカラテカ入江に「『もらってない』でいい」と指示し、亮から「お金のことを言いましょう」と言われても「打ち上げ代を出してもらっていただけ」と思い込みに近い弁解を続けていたことは「紛れもない僕の保身です」と認めた。また、窃盗罪に問われた人物らと飲食店で同席したことについては、一緒にいた同級生の協力で同店の店長とコンタクトを取って確認し、トイレから出たタイミングでたまたま写真を求められたのだと断言。その店長によれば「お金の受け取りは一切ない」とのことで、記事にあった内容を否定した。

謝罪会見を開いた雨上がり決死隊・宮迫。

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吉本興業は昨日の段階で会見の予定はないとしていたが、一夜明けて一転、会見は急遽開かれた。これについて宮迫は吉本興業との意見の相違が理由だとし、騒ぎが大きくなることを恐れ世間を欺いたことを改めて謝罪したうえで、最初に声を上げた亮を筆頭に引退を覚悟して謝罪会見を開きたいという意向があると会社に伝えたが、吉本興業の岡本昭彦社長から「会見やってもええけど、全員連帯責任でクビにする」と告げられたと告白。その後、謹慎期間に入り、さまざまなワイドショーで後輩芸人が意見しなければならない様子を知りながらも行動できず、もどかしかったと回想する。そして再度、すぐにでも記者会見を行いたいと申し出たところ、2日前の7月18日に書面が届き、宮迫と亮の引退会見もしくは2人との契約解除のどちらかを選ぶよう迫られたと語った。

亮は吉本興業が会見を止めていたことに不信感を募らせていたと胸のうちを明かし、「僕はTwitterやラジオで嘘をついて、淳にも嘘をついた。僕の嘘を擁護してくれる人もたくさんいて、つらかった。だから会見をしたかったのに、(吉本興業の)弁護士たちが止める理由がまったくわからない。弁護士さんが言うには『(宮迫と亮が)弁護士をつけたことを上層部は悲しがってる。ファミリーだと思ってた』と。けど僕は、子供が間違ったことを謝ろうとしているのを止めるのは親ではないと思います。どうやったらきちんと謝ることができるか、手伝ってほしかった」と続ける。さらに昨日19日に、今から2時間後に会見を開くと吉本興業側から聞かされたといい、「『2時間後にQ&Aをやるから練習して。来なかったら契約解除』と言われた。行かなかったので、公表はされていませんが、契約解除していただきたいと思っています」と述べた。

謝罪会見を開いた雨上がり決死隊・宮迫(左)とロンドンブーツ1号2号・田村亮(右)。

謝罪会見を開いた雨上がり決死隊・宮迫(左)とロンドンブーツ1号2号・田村亮(右)。[拡大]

一方で宮迫は吉本興業へ「こういう会見がしたかったわけではなくて、僕たちはただただ詐欺被害に遭われた方々や世間に謝罪がしたかった。しかし事実を事細かにしゃべると、今のこの形になってしまっていて、正直不本意。大阪で生まれて、(吉本には)子供の頃からたくさん笑わせてもらっている。18歳で入らせていただいて、こんなアホを30年間育ててくれた吉本興業に対しては感謝しかない」と謝意も表す。亮も「会社を攻撃したいなんて1ミリも考えていなかった」と話し、「妻には『本当のことをしっかり言って謝罪してきなさい。自分の子供にちゃんと見せられるような会見にしなさい』と言われた。嘘をついてることは一つもないので真実は伝えられているかと思います」と断言した。

芸人仲間へは、「返せるはずのないたくさんの恩をいただいている先輩の方々に、軽い気持ちで、勝手な自分の思い込みの解釈で嘘をついた。取り返しのつかないことですので、お会いすることができません」と宮迫。ダウンタウン松本からは「休んでる間の番組、ノーギャラでも出たるから」という言葉をもらったそうで、「嘘をついたのに優しい言葉をかけてくれた」と涙を浮かべる。また相方の蛍原に対しては「30年、誰よりも一緒にいて、親よりも子供よりも誰よりも長く時間を過ごして、こんな奴のために、あいつは何回も何回も頭を下げてくれている。数えきれないくらい、こんなダメ人間のために。電話すると『こっちは大丈夫やから』しか言わないんです。だから『申し訳ない』では済まない」と話した。

ロンドンブーツ1号2号・田村亮

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亮は「引退するか契約解除かという話をしていたのですが、僕は迷っていた。吉本を辞めることは、つまりずっとやってきた淳と(今後一緒に)できないという判断をしなければならない。ちゃんと自分の口で謝れていない状態で答えを出せなかった。そして今日、会見を開くことになった段階でも契約解除になってなくて、その状態もしんどくて」とここに至るまでの心境を吐露。淳とは会見直前に電話でき、その際、「淳とコンビができなくなる、すまない。でも本当のことが言いたい」と伝えると、淳から「相談してほしかった。でもお前が正直なことを言うのは応援する。俺はコンビ解散だとは思ってない」という返事があったと明かした。

今後の活動について、宮迫は「あまりにも急なことが起こりすぎて、今後のことはまだ考えられません」としつつ、「僕の能力でできることで、お役に立てることがいつかあると思いますので、今は引退は考えられません」とコメント。亮も「契約解除ということなので、まだ引退とは考えていない」と述べており、2人とも引退する考えは現時点ではないという。

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