きよしとヘレンが44年ぶりに舞台共演、西川きよし劇団結成

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本日6月22日に、大阪・吉本興業本社にて「西川きよし劇団」結成の記者会見が行われた。

西川きよし劇団。長い付き合いであるきよし、ヘレン、坂田の3人は出会った当時、吉本新喜劇でヘレンだけ役が付いており、西川が通行人A、坂田が通行人Bという端役だったそう。(c)吉本興業

西川きよし劇団。長い付き合いであるきよし、ヘレン、坂田の3人は出会った当時、吉本新喜劇でヘレンだけ役が付いており、西川が通行人A、坂田が通行人Bという端役だったそう。(c)吉本興業

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これは2012年に吉本興業が創立100周年を迎えることを記念して結成されたもの。座長は西川きよし、劇団員は妻の西川ヘレン、長男の西川忠志、長女の西川かの子に加え、西川夫妻と仲の良い坂田利夫で構成されている。旗揚げ公演は、12月10日から23日まで新歌舞伎座にて上演される「西川きよし劇団旗揚げ公演 in 新歌舞伎座」。西川夫妻の舞台共演は実に44年ぶりとなる。

会見では、きよしが家族を前に「いつもと違う緊張感」とコメント。ヘレンも「主人がまさか劇団を立ち上げるなんて……出会った頃の事を考えると信じられません」と語った。忠志は、「母は役も決まっていないのに『私歌うところあるかしら?』と言いながらカラオケにも行ってました」とアットホームなエピソードとともに、「お客さんに喜んでもらえるものを家族で力を合わせてお届けできれば」と語り、芝居は初めてというかの子は、「父は猪突猛進タイプ。兄は少し猪突猛進タイプ。母は考え込むタイプ」と家族を分析。その上で「私は弟(坂田)と一緒に良いムードを作っていきたいと思います」と早速その場を盛り上げた。

また坂田は、若手芸人の頃から夫妻と深く付き合ってきただけに「西川一家と芝居をするのが夢だった」と感無量の様子。「40年前から、私が結婚する時はきよしさんとヘレンさんに仲人をして貰おうと思っています。そろそろ葬式になってしまうかも……。結婚式の場所と日程は決まっています。後は嫁はんだけや……」と別の夢にも思いを馳せた。ヘレンも「昔、私毎日この人の洗濯してましたから。アパートで何も関係ないのに『ただいま』って帰ってきて、1組しかない布団に勝手に入って来て休んで。起きたら『弁当は?』と、当たり前のように劇場に行ってましたから(笑)」と当時を回想。終始温かい雰囲気の会見となった。

「お客様には日ごろの疲れを笑いで吹き飛ばせて頂ける新歌舞伎座の公演にしたい」と語ったきよし。公演は1部が人情芝居、2部が「素人名人会新歌舞伎座バージョン」という2部構成で上演される。

関西パワーあふれる西川一家と坂田利夫によるこの劇団。記念すべき旗揚げ公演をぜひ見たいという人は、新歌舞伎座オフィシャルサイトにてチケット情報をチェックしよう。

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