若手芸人が「オールナイトニッポン0」の単発パーソナリティ権を懸けてネタとトークで競う「決戦!お笑い有楽城」は、ラジオ形式でトーク力のみを試す大会にリニューアル。挑戦者は予選ラウンドで2分半、決勝ラウンドで5分のフリートークを展開し、優勝した1組にはパーソナリティ権と共に日本音楽事業者協会から賞金10万円が贈られる。リニューアル一発目となる今回はアナクロニスティック、EXIT、紺野ぶるま、サツキ、ちゃちゃ丸、土佐兄弟、HENHEN事変、マカロン、山下カズオ、ゆーびーむ☆、ロングアイランドの11組が参戦。審査員を松村邦洋、SKE48の大場美奈、「オールナイトニッポン」を担当するニッポン放送の冨山雄一プロデューサーが務めた。
挑戦者たちは自作の紙飛行機を遠くに飛ばせた順に希望の番手をセレクト。EXITは「けっこう飛んだ」と明かしながらも自ら進んでトップバッターを選んでみせた。予選ラウンドのテーマは「ラジオ」。しかしラジオになじみがないという兼近は「チャラ男2人のおふざけお届けしてまあす!」とノリノリな一方で、相方のりんたろー。に「ラジオってさあ……どんなん!?」と適当に話を振る。話の流れで上沼恵美子の名前が挙がると、「今日も審査員さんがいますけど、僕ら決勝行けなかったら……インスタライブ?」と某炎上事件を匂わせながらオチをつけた。
決勝ラウンドでは下ネタが好評だった紺野ぶるま、そして小栗旬のような軽快なしゃべりで票を集めた土佐兄弟と「最近あったこと」というお題でバトル。兼近は冒頭から「インスタのストーリー上げとこう! 何かの決勝に来ておりまあす!」とケータイで撮影し始めるはしゃぎっぷりを披露する。ふざけ倒したところで、「どうだあい!? 最近」とまたしても適当な振りを入れ、りんたろー。のエピソードに耳を傾けた。30秒前を告げるアナウンスにびっくりしたのか「うるせえぞ!」と叱りつけつつ、自身のエピソードも披露したところで曲紹介へ。森山直太朗の「生きてることが辛いなら」という意外な選曲で振り幅を見せた。
優勝が決まると誰よりも驚いていたのがEXITの2人。りんたろー。は「トップバッターからの優勝は中川家さん以来?」と「M-1グランプリ」での中川家の偉業を引き合いに出して「大会が違うよ!」とツッコミを入れられた。収録後に話を聞くと、特に気負いはなかったといい、その理由をりんたろー。は「話の流れを決めると、その流れで話さなきゃってちょっと緊張する。俺らもある程度は決めたんですけど、その通りに一切やらないんで、兼近が(笑)。もうなんとでもなれっていう感じだったから緊張はしなかった」と分析する。また兼近は「勝てるわけない、で1番にした。センス問われるじゃないですか、審査員さんも。こんなチャラ男選ぶって(笑)。だから俺らは盛り上げ担当。これ(=有楽城)自体が盛り上がればってことでトップバッターを選んだんで、俺らのあともぶち上がったらいいなってだけでしたね」と一番手を選んだ意図を語った。
いずれ「オールナイトニッポン0」の特番を担当することになるが、「実は懸念があって。兼近っていつも23時から24時くらいには寝てるんです。(ANN0の放送開始時間の)27時、大丈夫かなっていう(笑)」と心配するりんたろー。。これに兼近は「マジ寝溜めかまさないと! テンションめちゃめちゃ下がるんです。深夜はキツい」と弱音を吐き、「いや朝までぶち上げろよ!」とツッコまれる。今回の挑戦者を全員ゲストとして呼びたいといい、「EXIT-1グランプリみたいな。今日とまったく同じフォーマットで(笑)」と「有楽城」の再現を希望。賞金10万円の使い道については「クラブで泡パぶっかまします」と人生初の泡パーティにつぎ込みたいと一旦は話しつつ、「半分はみんなで獲ったようなもんなんで」と「EXIT-1グランプリ」の賞金にしようと提案していた。
先日放送された「ネタパレ」(フジテレビ系)の「60秒ネタグランプリ」でも1位となったEXITの躍進に今後も期待しよう。
なお、お笑いナタリーではEXITの軌跡を辿るインタビューを掲載中。結成から怒涛の活躍を続ける2人が本当にチャラいのか、それとも真面目なのか、その本質に迫る。関連する特集・インタビュー
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