関西テレビ・フジテレビ系で本日3月10日に生放送されたひとり芸日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2019」決勝にて
粗品は決勝ファーストステージのBブロックでおいでやす小田、ルシファー吉岡、敗者復活1位のマツモトクラブに勝利し、ファイナルステージに進出。Aブロック勝者のセルライトスパ大須賀、Cブロック勝者のだーりんず松本りんすとの戦いを制し、ピン芸人日本一の称号と優勝賞金500万円、副賞の全国ネットの冠番組などを手にした。粗品にとっては昨年の「M-1グランプリ2018」に続く大きな優勝。以下に粗品の優勝コメントを紹介する。
霜降り明星・粗品「R-1ぐらんぷり2019」優勝コメント
──優勝おめでとうございます。今の心境は?
最高の気分です。「M-1」とはまた違って燃えていたので、しっかり優勝できてよかった。
──「R-1」には高校時代から挑戦していたということですが。
お笑いを始めるきっかけが「R-1」。アマチュアで出ていました。準決勝まで残っていて「お笑い向いてるんちゃうかな」と思った。こうやって優勝できるのは光栄です。
──「M-1」を獲ってから3カ月で「R-1」用のネタを仕上げる大変さはありましたか?
去年は漫才だけではなくピンネタも新ネタをやってた。その蓄積がありました。忙しくはさせていただいてるが、1時間半でも仕事と仕事の間が空いたら大阪のちっさい劇場を借りてネタをかけてた。相方のせいやも一緒ですけど。楽しくネタを仕上げられたかなと。
──ファーストステージもファイナルステージも同点での勝利。もっとスカッと勝ちたかったですか?
たしかになんか怪しいですもんね(笑)。その怪しさは心残りですけど、運がよかったなとポジティブに捉えたい。ラッキー。優勝は優勝なのでうれしいです。
──「M-1」に続いて「R-1」も最年少での優勝です。
お、やったー!
──記録づくめの大会になったのでは?
最年少は知らなかったです。僕は本当にうれしいし、やったったぞって感じはあるんですけど、(一緒に番組に出ていた)うしろの芸人は引いてました(笑)。今後は僕より若い人がこの大会を獲ってほしいとも思います。「あ、抜かれたー!」というのを期待したいです。
──賞金500万円の使い道は?
「M-1」の賞金が先月末に入りまして、それは母ちゃんや後輩のことに使ってなくなりました。次は自分のことに使ってもいいかなと。母ちゃんの欲しいものを全部買ってあげるには足りなかったので、その足しにもします。
──優勝後、せいやさんとは会った?
電話しまして、熱かったです。興奮状態。めっちゃうれしかったんですけど「めちゃくちゃオモロかったわ」って言ってくれました。そんな相方いないじゃないですか? もう一言「M-1優勝したときよりうれしかった」って言ってくれた。そんな奴います? 僕ももっと気が引き締まる。早くせいやに会いたいです。
──優勝特典の冠番組では何をしたいですか?
せっかくやったら、せいやとなんかしたい。まだ僕、(似てると言われる)小栗旬さんにお会いしたことなくて、お呼びできるなら対面したいです。
──昨年と今年の変化や勝因は?
大きいのは運です。運以外で言うと、僕の中で初心に戻ったんですよ。ネタの感じが去年は比較的ゆっくりしたスピードで今年はスピーディに。それは僕がお笑いをやり初めたときの雰囲気。パジャマもピン芸人時代の衣装。リラックスしてできました。
──予選から手応えは感じていましたか?
予選の途中でもネタ変えてた。今日の出来が一番よかった。最高のパフォーマンスができました。
──決勝ステージ3人ともコンビ芸人でした。
「ピン芸人の立場がない」という方がいらっしゃる。「コンビ芸人に負けてられない」と。ただコンビ芸人は全員「なめてない」というのが核にある。その熱意は伝えたい。
──「M-1」を獲ったことで「R-1」で生きたことは?
楽屋で「M-1獲ってるんでね」という心の余裕はすごくありました。晴れやかな気持ちでネタに臨めたのがノーミスでできた、というところにつながった。
──コンビによっては賞金を相方にわけることもあると思うのですが、せいやさんにあげますか?
あ、あげないですね(笑)。カッコつけようとしたんですけど。せいやもそれは嫌やと思いますよ。
──今日のファイナリストの中で一番警戒していたのは?
セルライトスパの大須賀さん。一番芸歴も近くて、大須賀さんが面白いというのは取材陣の皆さんより知ってた。大阪の劇場でずっとやってきたので。僕が「R-1」にアマチュアで準決勝へ行ったときに大須賀さんも行った。今日の最終決戦をこの2人で争うんや、という話はしました。
──「R-1」の連覇は?
まだ具体的にはなんにも考えていません。いいネタができれば、もしかしたら来年も出るかも。
──「M-1」と「R-1」を制覇して、次の目標は?
霜降り明星として努力する。あくまでコンビで売れたい。
──東京進出されるんですよね。何が楽しみですか?
大阪に比べて、いろんな仕事があるのが東京。「東京やなあ」という仕事をしてみたいです。小栗旬さんの再現VTRで小栗旬さん役を僕がやるとか。お笑い以外の仕事も楽しみです。
──ネタのフリップの順番は最初から決めているんですか?
ギリギリまで、ファイナルステージで大須賀さんがネタをやってるときも悩んでました。お客さんがあったかくてすごく盛り上がった大会に見えたので、僕なりに入れ替えたりしてました。集大成に近いような形で2本やらせてもらいました。高校生のときに思い付いたやつも入ってて。それで手応えがあるのは感慨深かったです。「R-1」優勝で霜降り明星の未来が明るくなった。今は漫才がしたいです。
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