昨年10月、「溜口スーパーディナーショー」を同所で実施しファンを別世界へと誘った溜口。今回の「ビッグショー」でも歌やコント、バーチャルデートを体験できる映像や人情ドラマといったさまざまなパフォーマンスを繰り広げ、唯一無二の空間を作り上げる。会場には「スーパーディナーショー」の世界観をもう一度味わいたい人や噂を聞きつけた人が足を運び、ときおり「フウー!」と歓声が上がるなど異様な熱気に包まれた。
映画「ラ・ラ・ランド」のテーマから流れるように「マツケンサンバ」へと移っていく音楽に乗って踊る溜口のVTRが上映され、いよいよショーは開幕。前回から引き続きタッカーノが小粋なジョークで温めたあと、溜口が歌いながらステージに登場すると観客たちは一気に熱を帯びる。溜口は「日本も捨てたもんじゃないね。奇特な方ばかり」と満足そうで、「コスパコスパ! 丸亀製麺のようなライブにしたい」とコストパフォーマンスを重視した充実の時間を届けることを宣言。さっそく「NEWSニッポン」「冬のリヴィエラ」「どうしようもない僕に天使が降りてきた」「笑顔のゲンキ」をメドレーで歌い上げた。
その後、自身が食事するさまを観客に楽んでもらうコーナー「溜口スーパービッグディナーショー」を展開。前回、ファンには好評を博したが、知り合いのディレクターには「あれ、どうにかなれへんのか?」と苦言を呈された企画だといい、苦渋の決断で実行に至ったのだと溜口は明かしながらカルボナーラを味わった。後半には「スーパービッグスイーツショー」の時間も設けられ、疲れた体をアイスの糖分で癒やす溜口を観客たちはカメラに収めていく。
溜口扮する、お忍びで来日中というトム・クルーズがマジックで驚きと笑いを提供するワンコーナーも。トムはタッカーノを渡辺謙と勘違いしたのか「ギャラはハズキルーペでいい」と述べて爆笑し、このジョークを気に入った様子で3回ほど繰り返してみせるなど独自の感性を発揮する。また溜口は相方の塚本やせきしろらゲスト作家陣が手がけた5本のコントでは、多彩なキャラクターを怪演。さらに自身で作・演出した人情ドラマでも笑いあり感動ありの芝居で名優っぷりを見せつけた。
エンディングではエンターテイナー溜口を“降りた”溜口が、消費しきった様子で「もう来年はないかと思います」とコメント。客席から「えー」とがっかりした声が上がると、タッカーノが「ただ、去年も言ってました!」と安心させた。
※記事初出時より、見出しを変更しました。
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