たけしが村上と「FNS27時間テレビ」でタッグを組むのは、「にほんのれきし」をテーマとした昨年2017年に続いて2年連続。今年のテーマは「にほんの食」で、「食」から紐解く人々の暮らしや日本の文化、日本人のロマンなどに面白くアカデミックに迫る。たけしは昨年のエンディングで「人に焦点を当てて、その時代の生活からさかのぼって歴史を知るのも面白いかもしれない」と語っていた。生活の根幹と言える「食」にまつわるキーワードが各コーナーに盛り込まれ、見応えたっぷりの構成で届けられそうな今年の「FNS27時間テレビ」に期待しよう。
総合司会・ビートたけし コメント
27時間テレビはバラエティだけど、芸人がワイワイ、ガヤガヤやっているのは、ちょっと飽きている感じがしたから、半分はためになるやつをやらないとね。もちろんニセモノ、インチキもあるよ! そこは完全に“笑い”だけどね(笑)。
今年のテーマ「食」っていうのは、人間が生きていく上で基本なんだけど、食にまつわる事ってなると、縄文式土器、弥生式土器を使ったり、農耕が始まったり……と、結局は歴史なんだよね。日本は極東の島国だから、独自の文化もあったし、戦争もやっているし、戦後の食えない時代も経験しているし、今は海外からファストフードやジャンクフードも入ってきて、時代に合った食べ物が進化している、とかね。今回は「食」に重きを置いてやれば、歴史的なことは付随してくると思うけど、楽しくできるんじゃない?
村上くんにはね、「虚数の情緒」っていう分厚い本を薦めたんけど、読んだかね? 実は俺も半分読んでないんだけどさ(笑)。あの本ね、かなり数学ができるヤツでも解けないんで、悪戦苦闘していると思うけど、感想聞いてみたいね。読んだら歴史もわかるようになるはずだよ。村上くんって真面目な子だしさ、こういう司会者みたいな仕事上手いからね~今回も期待しているよ! 面白くなるんじゃないの?
キャプテン・村上信五 コメント
今年もたけしさんと27時間テレビでご一緒させていただくことになり、心から感謝の気持ちでいっぱいです。現代の日本には、あふれすぎるくらいの「食」がありますが、そのルーツや日本古来の料理に対する知識を問われたときに、パッと即答出来ない僕がいました。例えば、日本人の主食であるお米。当たり前のように毎日食べさせていただいているのに、そのお米がどのように進化をして今に至っているのか、また、進化をしていく過程でどのように日本人に愛されていったのか。そんな“お米の歴史”を知っているようで知らないですし、考えようとしてきませんでした。ですので、今年の27時間テレビを通して、改めて「食」という概念がどういうものなのかも勉強させてもらいながら、「何を食べようかな? 何を作ろうかな?」と日々迷えるくらいに、「食」と徹底的に向き合い、掘り下げていければと思います!
たけしさんに薦めていただいた「虚数の情緒」という本は読ませていただきました。アホなりに歴史も感じながら……。感想はお会いしてお話できればと思いますが、難しすぎるわっ!!!! 僕に何故この本を薦めて下さったのかを、是非たけしさんに聞いてみたいと思います(笑)。
チーフプロデューサー・中嶋優一コメント(フジテレビ第二制作室)
知的探求心にあふれたお二人に2年連続でお世話になることになり、心強い限りです。たけしさんの言葉からヒントを得て今年のテーマを決めさせて頂き、村上さんからは昨年よりも良い番組を作ろうという強い意志を感じており、我々制作陣もお二人のパワーに負けないよう、しっかりと準備して参ります。私たちが毎日食べているものも、すべて理由があって今ここにあるんだということが分かり、日本に生まれて本当に幸せだなと思えるような番組を目指しますので、皆様の応援宜しくお願い致します。
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2018年9月8日(土)~9日(日)『FNS27時間テレビ ~にほん人は何を食べてきたのか?~』/ビートたけしと村上信五が今年もタッグ「FNS27時間テレビ」テーマは日本の食(コメントあり) - お笑いナタリー https://t.co/Ly9H6KkMIp