昨日6月15日、東京・ルミネtheよしもとにて「KOK キングオブコドウグ~小道具ネタNo.1決定戦~」が開催され、
「KOK」は、漫才、コント、歌ネタなどのように“小道具”をいちジャンルとして確立させようという目的のもと、
審査したのは同劇場に常駐する小道具制作のプロ3名。司会のGAG宮戸によると、彼らは面白さや小道具のクオリティ、ネタと小道具のマッチ感に加え、「リハのとき(小道具の運搬などが)スムーズか」など、裏方スタッフならではの厳しい目線で審査するつもりだと述べていたそうで、オープニングに登場したチョコプラも一層真剣な表情になる。
1組目のインポッシブルは、某長寿トーク番組をモチーフにしたコントを披露。小道具のインパクトもさることながら、インポッシブルならではのおどろおどろしい設定で笑いを誘う。続くジグザグジギーは洋服屋での試着をテーマにしたコントで勝負。Tシャツの色味が笑いの鍵を握るネタだと説明し、「僕たちは工作とかではないです。『染め』です」とストロングポイントをアピールしてみせた。怪人に捕らえられた子供と正義のヒーローを演じたローズヒップファニーファニーや、竜宮城を舞台に乙姫と浦島太郎を演じたスーパーニュウニュウは、小道具1つひとつが大きいうえに数も多い。この日が雨だったことから口々に運搬の大変さを嘆く。
そして主宰者のチョコプラは長田のアイデアが光る発明品で観客を驚かせ、長田は「蝶番1つにしてもこだわってる」と機能だけでなくコントの世界になじむかどうかのリアリティも追求していると強調。クロスバー直撃は遊び心たっぷりのからくり金庫を使ったハートフルなコントを繰り広げ、大阪から東京まで小道具を安全に輸送するため伝票に「電子機器」と記入していたことを明かした。カゲヤマのモーターを使った装置には宮戸も「この技術、MAZDAしか搭載できないやつ!」と興奮。すべてのネタが終わると長田は「全員裏のモニターにかぶりついて見てました」と小道具芸人たちの様子を紹介した。
得点を集計すると、カゲヤマとチョコプラが同率1位で、3位がクロスバー直撃、4位がくまだまさし、5位がローズヒップファニーファニーという結果に。決勝ラウンドではネタバトルではなくライブの小道具スタッフが制作した特製あみだくじが実施される。各線の先端には「優勝」と書かれているが、とある細工によってそれは「串勝」「優香」「優しい」「優雅」に変化。このユニークな運試しで優勝を手繰り寄せたクロスバー直撃には、特製トロフィーと小道具芸人ご用達という東急ハンズの商品券が贈られた。
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クラーク・ケント @okaokavt
初代KOK王者🏆はダンヘンだと思ってた🤼。
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