昨日6月12日、FKDZの本公演「FKDZ 11th LIVE ~再発~」が東京・座・高円寺2にて開催され、
芸歴15年前後の芸人たちが事務所の垣根を越えて結成したユニット・FKDZがライブを実施するのは、2016年2月の「FKDZ 10th LIVE 2days」以来約2年ぶり。冒頭では、衣装をスーツで合わせなければならないにもかかわらずジーンズを穿いてきてしまったダブルブッキング黒田や、「ズボンの色がほかと合ってない」と非難された流れ星ちゅうえいがいきなりギャグで謝罪する。そしてオジンオズボーン篠宮もなぜか謝罪とは関係ないギャグを放ってオープニングを盛り上げた。
続いて三拍子・久保がツッコミを務める8人漫才でネタコーナーがスタート。おなじみのユニット「ふんど6」によるパフォーマンスでは、6秒だけ撮影タイムが設けられることに。三拍子・高倉が「撮った方は必ずSNSに投稿してください! ハッシュタグ『ふんど6』をつけて!」と煽ると、観客は次々にスマートフォンを取り出すが、四方八方から聞こえるシャッター音に風藤松原・風藤だけは「恥ずかしい! 顔がふんどしよりも赤くなっちゃうよ!」とそわそわしていた。
ファン人気が高い“女装コント”に突入すると、流れ星・瀧上がステージに現れただけで客席からは「キャー!」と歓声が。また女装を得意としていた元相方の代わりに和賀勇介も“わが子”として登場し、ほかの出演者たちからコンビ解散のことを一斉にイジられてしまう。その後も際どい発言が次々と飛び出したため、瀧上は「みんなお笑いヘタクソになっちゃったの!?」とツッコんだ。
そのほかFKDZのライブで恒例となっている、和賀がブレイク芸人のモノマネを強制的にやらされるコーナーも。彼は今回、ひょっこりはんならぬ“わっこりがん”に扮し、「2年ぶりの地獄の時間だ」とボヤきながら登場。その後も「なんだ『わっこりがん』って。『わ』と『が』を離すな」「このコーナーだけはコンビじゃなくなったとか関係ねえもんな」「俺はもうやりたくないって言ったからね?」と不満を口にしながら“ひょっこり芸”を全力で披露する。会場は爆笑に包まれたが、本人だけは最後まで「稀にみる楽しくなさ!」と表情を曇らせていた。
ライブの最後には「FKDZを今後どうしていくか?」をテーマとするディスカッションのコーナーも展開された。オジンオズボーン篠宮が「24日間TVをやる」、三拍子・高倉が「『ふんど6』単独公演をやる」、風藤松原・風藤が「老人をターゲットにする」という案を出していく中、ダブルブッキング川元は「ファンの人たちとキャンプに行く」というアイデアを提案。周りが「どうしたの!?」「そんなキャラじゃないでしょ!」「怪しい!」とザワつく中、笑顔で「みんなでテント作りましょう」と話し、「人殺すんじゃねえか?」と指摘されてしまう。
「FKDZとして全員でM-1グランプリにエントリーする」という案が出ると、一同は「1回戦の会場じゃ舞台に入りきらない」「もし決勝に行ったらどうする? あのせり上がってくるやつを何回かに分けないと全員出られない」と妄想。また瀧上が「オンエアバトルで輝いていた世代だから、ああいう感じのバトルライブをしたい。ここのみんなで、またもう1回本気で戦ってみませんか?」と熱く語ると、観客からは大きな拍手が送られた。
今回のライブでは8月に「FKDZ 12th LIVE ~再生~」が実施されることも発表されたので、再び動き出したFKDZにぜひ注目しよう。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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