5月25日と26日の2日間にわたり、「テクノコントvol.1 メロー・イエロー・マジック・オーケストラ mellow Yellow Magic Orchestra」と題されたライブが行われ、
「テクノコント」は、テクノロジーを駆使して想像を具現化させてみようというコントライブ。“開発”としてAR三兄弟も参加し、「ジャンル丸ごと旗揚げ」を掲げてAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術を駆使したコント作りに挑んだ。
最初に披露されたのは「心霊写真」。心霊番組にテクノロジーの専門家が現れ、AIで心霊写真を解析してしまうという不思議な設定のコントだ。続く「数字泥棒」は、数学教師と生徒が数学の記号や用語を駆使してバトルを繰り広げるという男性ブランコの人気ネタのアレンジ版。今まで観客の想像にゆだねられていた「点A」「√(ルート)」などが後ろのモニターに映し出されると、客席からは笑いとどよめきが起こった。また、未来の企業面接をテーマにしたコント「ヒューマンスカウター」では、男性ブランコ平井の見ている景色がモニターに映るという斬新な手法で物語が展開されている。
「テクノ落語」では、男性ブランコ浦井がARを使って落語「死神」に挑戦した。ここで活躍したのは、スマホ画面をタップするだけで手軽に死神になれたり、麺をすする動作をすると自動で蕎麦が表示されるオリジナルアプリ。浦井がこれを使い1人2役を器用に演じる中、観客がQRコードを読み込むと手元のスマホに“命のろうそく”が表示されるという演出もあった。
カメラに映したものの世間の評価が瞬時に表示される架空のアプリを題材にした「現物いいね」では、ラブレターズ溜口と男性ブランコ平井が客席に降り、観客の持ち物の“いいね”数をチェックするひと幕も。また自分の考案した仮想通貨に仮装する大会のコント「金ちゃんの仮想通貨大賞」では、ラブレターズ塚本がバニーガールの姿で舞台上に現れて会場を沸かせる。そして、スマートスピーカーをペットとして飼っている少年を描いた最後のコント「捨てスマートスピーカー」には、今まで登場したアプリや技術が次々と登場。観客がスマホをタップして登場人物にパワーを送る演出もおおいに盛り上がっていた。
公演後のアフタートークには男性ブランコ、ワクサカソウヘイ、AR三兄弟の川田十夢が参加。ワクサカは「ARがリハよりもカクカクしちゃうところが多くて、テクノも緊張してるんだと思った」とコメントして笑いを誘う。また男性ブランコ平井が「初舞台の感覚。お笑いのネタをやるのとはまた違う、新しいものにチャレンジする感じでした」と語ると、「全員軽くえずいていた」「塚本さんはバニーガールの状態でえずいてた」という裏話も飛び出していた。
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