「R-1ぐらんぷり2010」大阪準決勝レポート
2010年2月11日 15:54 1
昨日2月10日、前日行われた「R-1ぐらんぷり2010」の準決勝東京大会に続いて、なんばグランド花月で準決勝大阪大会が開催された。
準決勝に勝ち進んだ69組のうち、27組が大阪に登場。すでに決勝進出者は発表されているが、そのハイレベルな戦いをダイジェストで紹介。なお、準決勝のネタは決勝戦の舞台で披露される可能性もあるので、内容を知りたくない人は決勝放送後に目を通していただきたい。
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トップに登場したR-1の常連は、アメリカのボクシングの試合前にありそうなことを体現。ラウンドガールがなぜかストリップをするという、一歩間違えばどん引きなネタをあえて披露した。
●多田健二(
ある場所に閉じ込められた男が、脱出するために出される指令に次々と応える。大喜利の応用編のようなネタだった。
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強力なメイクのキャラ、テレ出水テレ樹が人体の名称をレクチャー。向こう脛が“弁慶の泣き所”と表現されるなら違う場所にもそのような表現があることを緩急散りばめながら説明するのだが、テレ出水はいちいちテレる。
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「なんのこっちゃね~」をキーワードに、シュールな言葉のつづれ織りを次々と紡いでいく幼児的な言葉遊びの彼岸を見せた。
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娘のために購入したドラえもんの目覚まし時計があきらかに違うと店に苦情を言いにきた父親。2年連続優勝者の風格がネタにも表れていた。
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「投げたら帰ってきそうなひらがな」「松葉杖になりそうな漢字のへん」など、バカリズムなりのいろいろな順位を紹介。文字の絶妙なニュアンスを共感させるテクニックに会場も沸いた。
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ドラえもんを球体青狸と四字熟語で表現しながら、テーマソングをも四字熟語で表現。さらにエスカレートし、ピンク・レディーの「UFO」やアンジェラ・アキの「手紙」までも四字熟語で表現。
●兼光貴史(プラスマイナス)
もう中学生のモノマネをしつつ、ナレーターの滝口順平が桃太郎を話したらというモノマネにモノマネを重ねたネタ。オール巨人、大木こだま、麒麟田村など、代表的なモノマネネタがたっぷり登場。
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2代目チャンピオンが、おなじみの「しっくりこないニュース」をさらに進化させて披露。
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100円ショップ「ダイソー」が大好きな中川が、ダイソーのおもしろ製品を紹介するネタ。100円で売られているからと言って無茶してはいけないと警鐘を鳴らした。
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一反もめん、のっぺらぼうなど、これまで使われていた名称をそろそろ一新してみてはどうかと提案するネタ。
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酒で焼けたような声で、ささやくように酒をめぐるエピソードを聞かせる漫談。オチがいちいち膝を打つ。
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外人教師が強調、発音をレクチャーするというネタ。英語だけでなく、日常で使うベタベタな関西弁の強調などを教え始めたあたりから、ねじれが生じはじめ……。
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もしも浦島太郎に出てくる亀が板東英二だったらというネタ。かみじょうの板東なりきりっぷりが笑いを誘った。
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通販のコールセンターでの苦情係の日常を描いたネタ。5年前に注文したカニが届かないというクレームに対して、いがわが浅はかな攻防を繰り広げる。
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J-POPに疎いおっちゃん、富好が「知らんけど」と言いながらEXILEのありとあらゆる情報を披露し、果てはダンスまで完コピで見せる。
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カメラマンがモデルの喜怒哀楽をフィルムに焼き付けるために、ドス黒い例えを次々にあげるという、昨年の優勝者であることを忘れさせるようなネタを展開。
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「世間で普通に使う言葉をブサイクなやつらの世界ではこう言い換えてますよ」と顔にコンプレックスばりばりの彼がレクチャー。
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俳句バトル。カップルが作るラブな俳句に対してモテない男が妬み、嫉みを前面に出した俳句をアンサーする。
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登場してすぐ「ブス」の連呼。あとはひたすら自分の人気のなさを憂い、世の中に毒を撒き散らすネガティブシンキングな笑いを展開。
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マイケル・ジャクソンがもし生きていて、ロンドン公演の後、日本でライブを行っていたらというネタ。浜本なりのマイケルの消化の仕方に観客も感心。
●代打屋中川(
元阪神タイガースの川藤幸三にそっくりな中川が、入試に出る国語をティーチ。しかし、教えることわざ、漢字、変格がすべて野球ネタに置き換えてしまい……。
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B’zの稲葉がデートをしたらというシチュエーションコント。曲を使わず、自らモノマネで見せきった。
●こうたろうくん
社会に出たことのない男が、世間を知らないままアルバイトの面接を受けるというニート脱出ネタ。ちなみに、バイト先は意外なところ。
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日本征服を狙うスチ将軍が、女性が捨てるに捨てられないムダなものを紹介しながら叱責するというネタ。紙袋やピザのチラシなど、取り上げるたびに会場の女性陣も「心当たりあり」といった反応を示した。
●桜・稲垣早希
「エヴァンゲリオン」の人物相関図をわかるようにレクチャー。登場キャラの特徴を誰にでもわかる有名人に例えて紹介。碇シンジをガリガリガリクソンに例える荒技に場内ア然。
●川原克己(
なすび男がたまねぎ男とズッキーニ男との戦いをジャッジする顛末を、1人3役のグダグダ早代わりで見せた。
※()内のコンビ名はお笑いナタリー編集部が追加。エントリー時に()でコンビ名を登録している芸人も含まれる。
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