和牛が念願のドラマデビュー、水田「役者人生ここから」肉の達人演じる

和牛が3月22日（木）、29日（木）の2週にわたって放送される「恋する▽肉食べ女子」（ABC）でドラマ初出演を果たすことが明らかとなった。

本作は、主人公の肉大好き女子が和牛料理専門店「肉神」で教えられる最高の肉の食べ方や肉の部位1つひとつが持つという“肉言葉”を通じて人間として成長していく物語。肉大好き女子の小松頼子役に逢沢りな、その彼氏・海老原達也役に陳内将を迎える。元料理人の水田が演じるのは「肉神」のオーナーで謎の奥義「肉食べ四十八手」を極める肉神幸生。相方・川西は肉神の素顔を知る同店の店員・小間塚伊太郎役にキャスティングされている。

「肉神」にはメニューがなく、客の気分に合わせて肉を提供。達也との間に抱えるモヤモヤした気持ちを吹き飛ばすべく来店したにもかかわらず「すごくいいことがあった」と見栄を張る頼子に、肉神は「あまみすじ」をチョイスする。果たしてどんな肉言葉を持つ部位なのか。第2話では達也に浮気疑惑が。動揺する頼子に肉神が愛の手ならぬ愛の肉を差し伸べる。

かねてよりドラマ出演を目標に掲げ、「物語の鍵を握りつつもセリフの少ない役」を希望していた水田は「僕の役者としての人生はここからやな、と思ってます」とコメント。「イメージ通りのプレイができてるかどうか、早くオンエアを観て、採点が合ってたかどうかを確かめたいです」と早くも役者モードのようだ。川西は「今年のはじめに占いで『役者の仕事が入ってきますよ』って言われていて、その矢先にこのお話がきたのでこんなめぐり合わせあるんだなと思いました」と驚きの様子。最初のセリフ「いらっしゃいませ」でダメ出しされ心がくじけかけたが、「大きい声で明るく」というざっくりとした演技プランのもと収録を乗り切ったと明かした。

なお番組は放送終了後にTVerで配信されるので関西以外のファンも2人のドラマデビューをチェックできる。

和牛 コメント

──ドラマ収録の感想は？
川西：自分では一生懸命何回も台本読んで、演じる役がどんな人物なのか、どう自分らしさを乗せていくかとかを考えているんですが、初めてのドラマなのでどうなっているかわからなくて。早くオンエアを観たいです。
水田：イメージ通りのプレイができてるかどうか、早くオンエアを観て、採点が合ってたかどうかを確かめたいです。
川西：採点？ 自分の演技に点数付けてるの？
水田：「ここはもうちょっとこういう感じで」とか演技指導もいただいたので、自分のプランをちょっと修正せなあかんなと。
川西：プランとか言うな。
水田：アクターズプランないの？
川西：僕はちょっとだけ出てくる役やと思って蓋を開けたら、すっごい詳しいお肉の説明セリフがあったので、うまいこと説明できるかずっと不安でした。で、いざ始まって最初のセリフ「いらっしゃいませ」で「暗い」っていうダメ出しをいただいて。「あ、お肉の説明とかじゃなくて『いらっしゃいませ』でつまずくんや俺」って。そこで1回心がくじけかけました。
水田：あのときは相方としてほんと恥ずかしかったです。「おいおい」と思いました。

──肉神とはどういう人物ですか？
川西：すごくキャラが立っていてマンガみたいな男なんです。マスコットみたいな。演じてる水田くんに関して言うと、きれいな標準語をしゃべらなきゃいけないので大変そうやなと思いました。
水田：本気で料理をやってる人は料理以外のことも語れるくらいの説得力を持ってる人が多かったので、人間的に教わることが多かったんです。今回そういう人たちを思い出したりしました。
川西：やっぱり演技の中でも料理してるところだけさまになっていて、演技じゃない感じが出てました。
水田：料理人としての経験が生きてると思います。最初に出るドラマが自分の特技を活かせる役でよかったです。

──漫才とドラマそれぞれ大変なところは？
水田：セリフを覚えるのはドラマのほうが大変ですね。漫才は自分たちでセリフを作るので、作ってる過程で入ってくるんですけど、ドラマはいただいた台本を頭に入れる作業なので苦労しました。
川西：しゃべりが早くなりがちですね。漫才は4分間で伝わる量のセリフをギューっと詰め込んだテンポ感ですが、ドラマでは会話をもう少ししっかり丁寧に、お茶の間でテレビを観ている人に届くようにしゃべらなあかんねんなと。
水田：相方の演技を見て思ったのは、やっぱり芸人って声でかい。
川西：それは、楽屋でおじいちゃんって言われるくらい落ち着いた空気の僕が、快活な役をやろうと思ったら大きな声を出すしかないかなと。これが僕の演技プランです。
水田：プランあったん？
川西：1個だけあんねん。「大きい声で明るく」。
水田：それプランじゃなくて目標やで。

──ドラマの見どころをお願いします。
川西：撮影が進むにつれ、水田くんの肉神というキャラクターにどんどん味が出てきて、監督さんからも「肉神をモノにしていってる」と言われていたので、前編の初々しい肉神と後編の板についてきている肉神、そのへんも楽しんでいただけたら。
水田：このドラマがいずれ映画化されるくらいの成功を収めてほしいです！