「こういうのもありだなって思う」ビートたけし、ブルゾン&ゆりやんを表彰
2018年2月26日 6:00
5 お笑いナタリー編集部
昨日2月25日、ビートたけしが審査員長を務める「第18回ビートたけしのエンターテインメント賞」および「第27回東京スポーツ映画大賞」の授賞式が東京・グランドプリンスホテル高輪で実施された。
この1年間で話題となった著名人へ贈られる「ビートたけしのエンターテインメント賞」。芸人勢をピックアップすると、今年はブルゾンちえみ、かまいたち、とろサーモン、ゆりやんレトリィバァが「日本芸能賞」、明石家さんま、綾小路きみまろ、島田洋七が「日本芸能大賞」に輝いている。
「日本芸能賞」の表彰時には、現場に参加できなかったとろサーモンとかまいたちのメッセージVTRが流されたあと、ブルゾンがブリリアンを引き連れて登場し、表彰状を受け取った。たけしは「俺はジジイになってお笑いに対する考え方も古くなっちゃってるんだけど、(ブルゾンに)見せつけられると『あっ、こういうのもありだな』って思うんだよ。もう、あとから追っかけちゃう。新しい人たちもいろいろ考えてるよね」と彼女のネタを称賛。ブルゾンは「私の中でたけしさんは実在しない人物ってくらい伝説の存在で、その方から賞をいただけるなんて。人口はこれからも増え続けるので、いつまで『35憶』と言い続けられるかわかりませんが、がんばります!」と感無量の様子でコメントした。
続いて登場したゆりやんは「上戸彩です」「調子乗っちゃって!」「広瀬すずです。間違えました、すいません。人間です。ずこー! ずこー!」「(賞をもらって)うれしいです。うれしいと申します。名前!?」とさっそくボケを連発。たけしから「もういいぞ!」と野次を飛ばされてもなお「落ち着いていきやー!」と叫ぶその姿に、進行役のガダルカナル・タカは「すごいのが出てきたよなあ」と苦笑いを浮かべていた。
「日本芸能大賞」のパートでは島田洋七がステージに上がると、ガダルカナル・タカが「僕の世代になると、この(たけしと洋七の)並びにどうしてもテンションが上がっちゃいますね」と興奮気味に。たけしから賞状を受け取った洋七は「賞をもらったのは漫才ブーム以来。昨日もドキドキして……ものすごく寝れまして(笑)。11時間ぐらい。もうちょっとで遅刻するところでしたよ。この賞を持って佐賀に帰りたいと思います!」とジョークを交えたスピーチで会場を沸かせていた。
「第27回東京スポーツ映画大賞」では「アウトレイジ 最終章」が「作品賞」に選ばれ、北野武が「監督賞」に。さらに同作品に出演した金田時男が「新人賞」と「助演男優賞」、大杉漣、大森南朋、ピエール瀧、松重豊が「助演男優賞」、西田敏行、塩見三省が「主演男優賞」を受賞した。ここでは、たけしがキャスト陣を「みんなすごくて。『映画ってやっぱり半分以上は役者さんだなあ』って思わされたというか。こっちに演出させてくれない迫力がありました」と絶賛。また今月21日に急性心不全で死去した大杉については、大森が「この賞を大杉漣さんと一緒に獲れたことを誇りにして生きていこうと思います」、瀧が「これからも日本の映画、僕たちを見守ってほしいです」と話していた。
※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。
maxbeet @ganbaremaxbeet
【イベントレポート】「こういうのもありだなって思う」ビートたけし、ブルゾン&ゆりやんを表彰 - お笑いナタリー https://t.co/8hKdw4HCmx