全ネタで衣装チェンジ！サカイストが集大成ライブで東京に「ありがとう」

昨日11月1日、サカイストが単独ライブ「ありがとう東京」を東京・ルミネtheよしもとで開催した。

これは今月より活動拠点を福岡に移すサカイストが東京に感謝の気持ちを届けるべく開いたライブ。会場は立ち見も出るほどの盛況ぶりで、サカイストの歴史を総括するようなオープニングVTRでは、若い2人の写真に笑い混じりの歓声が起こった。

その後、サカイストはかつての舞台衣装だった白と赤のスーツでステージに現れ、「待った、なしなし！」と懐かしいポーズを決める。この時点ですでに感極まった様子の観客も見受けられ、サカイスト将芳は「辞めねーよ!? 辞めるぐらいの感じの圧があるというか……皆さんが僕たちを辞めさせようとしているようにも見えますよ!?」と客席の空気をイジって笑いに。そのまま2人は代表ネタの1つである「山手線」を披露して、冒頭から場を盛り上げる。

そこからサカイストは1998年の「告白」、2003年の「新聞勧誘」、2011年の「結婚の挨拶」、2014年の「ABC」など、過去の傑作ネタを次々と展開。すべての漫才で歴代の舞台衣装に着替え直してくるという演出でも観客を楽しませ、ラストは最新のスーツに身を包んで新作ネタ「空港」で締めくくった。

エンディングでは、将芳が「東京で20年間応援してもらったので、福岡に行ってもがんばりたいなと思います。解散するわけでもないのに、こんなに多くの人に来ていただけたっていうのがありがたいです」とコメント。一方のデンペーは「福岡行っちゃいます僕ら。でも、あと18日くらいは東京にいます。ちょいちょい現れると思うけど、その間、『まだいるのか』の感じは出さないでね（笑）」と呼びかけ、最後は改めて「本当にみんなありがとう！」と客席に手を振った。その後、2人はルミネtheよしもとのロビーで観客たちを見送ることに。1人ひとりにサイン入りのポストカードを配り、感謝を伝えた。

なおサカイストは11月19日（日）に埼玉・大宮ラクーンよしもと劇場で「大宮ファイナルサカイスト」と題した、全6公演のイベントを実施。このライブを最後に福岡に飛び立つ予定だ。